アニメ・声優CDがさらに存在感、上半期は洋楽や演歌・歌謡も好調。

2014/07/18 04:00 Written by Narinari.com編集部

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オリコンは7月18日、2014年上半期の「音楽ソフトマーケットレポート」(対象期間:2013年12月30日〜2014年6月29日)を発表した。ジャンル別シェアでは、「アナ雪」ヒットで「洋楽」が2005年以来9年ぶりに対前年同期比増121.6%に。また、「演歌・歌謡」が好調だったほか、「アニメ・サントラ他」が2年連続で対前年同期比増と、存在感を増している。

「演歌・歌謡」は前年実績を上回り、前年同期比は113.1%と2年ぶりに売上を増加させた。けん引作品は前年と同様に氷川きよし作品が売上額上位2作を占めるなか、「NHK紅白歌合戦」への出場を契機に注目を集めた福田こうへいのアルバム各作品の売上が揃って伸長したことも影響したようだ。

また、島倉千代子さん(享年75)の遺作「からたちの小経」や、やしきたかじんさん(享年64)のベスト盤など故人を偲ぶ動きも目立った。

「アニメ・サントラ他」も前年同期比で107.6%と2年連続の売上増を記録。水樹奈々のアルバム「SUPERNAL LIBERTY」(4月16日発売)を筆頭に、第2期TVアニメが放映された「ラブライブ!」関連の商品も好調だった。

また「洋楽」も2005年以来9年ぶりに売上を増加させたが、これは「アナと雪の女王」のサントラによるものと考えられる。しかし、「アナ雪」に「ラブライブ」と音楽に重点が置かれた邦洋のアニメがヒットし、音楽市場をも牽引している点は興味深いところだ。

一方、音楽市場における主力ジャンルである「J-POP」の状況だが、売上額は1,102.2億円、前年同期比は95.5%と2年連続の減少となっている。

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