アナ雪&AKBでアルバムが好調、2006年以来8年ぶり対前年同期比アップ。

2014/07/18 04:00 Written by Narinari.com編集部

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オリコンは7月18日、2014年上半期の「音楽ソフトマーケットレポート」(対象期間:2013年12月30日〜2014年6月29日)を発表した。全体的には「アナ雪」サントラ、AKB48のミリオンアルバムがけん引した半年間だったが、音楽ソフトの総売上額は1,449.1億円で、対前年同期比98.9%に。音楽ブルーレイは対前年同期比は143.5%で、5年連続で増加している。

盤種別では、アルバム売上が779.7億円で前年同期比は100.1%となった。上半期実績としてアルバム売上が前年を上回ったのは実に2006年以来8年ぶり。これに貢献したのが期間内の売上額が上半期アルバムNo.1の29.3億円を記録した「アナと雪の女王オリジナル・サウンドトラック」(3月12日発売)と、期間内に103.8万枚を記録し、25.0億円を売り上げたAKB48「次の足跡」(1月22日発売)。「アナと雪の女王オリジナル・サウンドトラック」の売上枚数はすでに86.5万枚に達し、アニメ映画サントラ盤としては歴代1位の売上を記録、また映画のサントラ盤としても80万枚を超えるのは、1998年5月18日付けの「タイタニック」(1997年12月発売)以来16年1か月ぶりと、異例の大ヒットとなった。

また、日本語版主題歌を担当し、その主題歌「Let It Go〜ありのままで〜[Heartful ver.]」を収録したMay J.のアルバム「Heartful Song Covers」(3月26日発売)も当期売上で6.5億円を記録するなど、映画界のみならず音楽界も「アナ雪」が席巻することになった。

一方、シングルの売上額は289.8億円で前年同期比93.2%と2年連続の減少。前年に引き続きAKB48がミリオンヒットを輩出したものの、全体的には売上の縮小傾向が続いている。

映像ソフトの状況は、DVDが250.9億円で前年同期比87.8%と大きく後退。一方のBDは128.7億円で前年同期比で143.5%、DVD・BD を合わせた音楽映像ソフトとしては379.6億円で前年同期比101.1%となった。いよいよBDへと主力メディアのシフトが進んでいるようだ。当期40.8億円を売り上げた「ARASHI アラフェス'13 NATIONAL STADIUM 2013」(5月21 日発売)が、嵐のライブ映像として初めてBD形態でもリリースされたことからも、そうした印象は強い。

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