マイケル映画巡り製作側vs遺族、写真や映像の使用権について法廷争い。

2014/07/12 05:04 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


マイケル・ジャクソンのドキュメンタリー製作側と、マイケルの遺族側が揉めている。ノヴァル・ウィリアムズ・フィルムス社は、マイケルの遺産管理団体が「マイケル・ジャクソン:ザ・ラスト・フォト・シュート」の映像に対する使用停止命令を出し、同作の発売と公開を阻止しようとしていることを受け、裁判所に申請を行った。

遺産管理団体は2007年に行われたエボニー誌とルオモヴォーグ誌に向けたマイケルの撮影の様子を収めた写真とビデオを使用する権利を、ノヴァル・ウィリアムズ社が持たないとしているものの、同社側は以前の訴訟の際、その権利を所有していると主張しており、同社に対する訴訟はドキュメンタリーの売上を妨害しようとしているだけのものだとしていた。

今回の禁止令では、この審理を迅速に行うために遺産管理団体側が21日以内に何らかの行動を起こすことを求めることになる。

遺産管理団体側の弁護士は、マイケルの「プライベートな時間」がこのドキュメンタリーで悪用されているとしている。ハワード・ワイツマン弁護士は「このドキュメンタリーの製作者たちは、遺産管理団体が所有しているはずの(マイケルの)画像や写真を悪用しようとしています。このドキュメンタリーではマイケル本人の承諾と、または関与がない限りは公開や商業的利用をすることにマイケルが同意していないプライベートな時間が含まれているのです」とコメントした。

マイケルの遺族はこのビデオの権利を購入する機会を与えられていたものの、その機会を見送ったと考えられており、その後、昨年5月に同作の監督が購入したとみられている。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.