JR西日本「和と美」の観光列車、輪島塗りや加賀友禅をイメージ。

2014/07/08 04:51 Written by Narinari.com編集部

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JR西日本は、北陸デスティネーションキャンペーンに合わせ、2015年10月より運行を開始する七尾線観光列車のデザインなどを公開した。同列車は北陸新幹線の開業に伴う地域全体への効果波及などを狙い、北陸を代表する観光列車の役割を担う。運転区間は金沢〜和倉温泉(特急列車として運転し、羽咋[はくい]・七尾に停車)で、1日2往復、年間約150日運転予定。

「和と美」を表現した、改造したキハ48系2両は、北陸の伝統工芸である輪島塗りや加賀友禅をイメージ。デザインは、近畿日本鉄道「しまかぜ」を担当した井上昭二氏らによるもので、上質で美しい、インパクトのある外観となっている。

1号車は「和と美」をコンセプトに北陸の伝統文化を表現。座席は赤と黒を基調とし、車内の装飾には金沢金箔や輪島塗りなどを活用する予定だ。イベントスペースや大型モニターを設け、車内でパフォーマンスを実施する予定もある。出入口やトイレはバリアフリー対応となっており、車いすでも利用可能だ。

2号車は、北陸の温泉文化を表現。和風個室を設けているのが特長だ。“おもてなしの空間”として列車入口付近のスペースを広く設け、車内販売を行う予定。

同社はこの七尾線観光列車を、「地域の皆様とともに、息長く育てていきたい」としている。

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