顔轢かれるも軽傷の酔っ払い、警察「死なずにラッキー」と呆れ模様。

2014/07/06 04:17 Written by Narinari.com編集部

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酒は飲んでも飲まれるな――酒で失敗した経験がある人なら、なおよく分かるこの言葉。恐らく、いま世界で一番そう思ってるのは、ポーランドに住む25歳の男性かもしれない。彼は6月上旬、酒を飲み過ぎて路上で寝てしまった時に、命を落とす危機にもなりかねなかったアクシデントに遭遇。その瞬間を撮影した映像が、先日ポーランド紙で紹介されるとたちまち話題となり、彼は一躍世界から注目を集める男になってしまった。

ポーランド紙ファクトや英紙デイリー・ミラーなどによると、男性にあわやの事態が起きたのは、6月9日午後6時前のこと。ポーランド南部の街ムィスウォヴィツェで、早くから友人らと飲み歩いていた男性は、さらに飲もうと酒を買いに店へと出向いたそうだ。ところが、男性を見た店主が「もう充分飲んでるだろう」と判断し、酒の販売を拒否。追い返されて帰宅するよう促された男性だったが、既に泥酔していた彼は家へ帰らず、店の外にある駐車場で足を止め、横になったという。

その時の彼を撮影していた監視カメラの映像が、6月29日付でYouTubeに投稿された「Wypadek sklep monopolowy myslowice」(//www.youtube.com/watch?v=5Y-DVOtE7zc)。腕をまくら代わりに体を伸ばし、駐車場の真ん中でとても気持ちよさそうに寝ている男性の姿が映っている。と、そこに、奥に映っていた1台の車がバックを始めると、彼の存在に気付かずそのまま突っ込み、スピードがさほど出てないとはいえ、左後輪が彼の顔の上に乗り上げ、そして乗り越えて車が止まった。

何かを轢いたと理解し、左側運転席からすぐに顔を出してドアを開けようとするドライバー。ところが、車に轢かれても全く身動きしない男性が膝を立てていたため、車のドアは膝にぶつかって開けられず、ドライバーもすぐに車から外へは出られなかったようだ。

この動画を、先日ファクト紙が「休日に酒を煽る人への警告」として紹介。すると、すぐに欧米メディアでも広く取り上げられて紹介され、男性はたった数日間にして世界から注目を集める存在になった。

幸い、男性に大きなけがはなかったそうで、、その後自力で車の下から脱出。病院へと運ばれたもののすり傷程度の軽傷だけだったため、「経過観察」(米紙ニューヨーク・ポストより)として一晩入院して、帰宅できたという。

警察関係者はこの事故について、「彼は死ななかっただけとてもラッキーだ」と呆れ気味とも取れる感じのコメント。当の男性はというと、事故に遭ったのは「たぶん、守護天使が酒はゆっくり飲めと私に言いたかったんだろう」と話しているそうで、それなりに自分の行動を反省しているようだ。

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