妻がW杯観戦許さず警察に通報、ウソの罪告白でその場から“連行”求める。

2014/07/03 19:21 Written by Narinari.com編集部

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中国で先日、大のサッカーファンの男性が、妻にワールドカップのテレビ観戦を阻まれたことから、自ら警察に通報してわざと連行されようとした一件があったという。

中国メディア安徽網などによると、この一件は6月19日、江蘇省南京市江寧区の集合住宅地付近にある飲食店で起きた。同店を経営する張さんは大のサッカーファンで、ワールドカップの試合をライブで観ることをとても楽しみにしていた。

しかし、夜中に多くのお客さんで賑わう繁盛店ということもあり、今回のワールドカップは時差の関係から、まさに店の“稼ぎ時”とバッティングしてしまう。そしてその日の夜11時過ぎ、間もなく始まる試合を絶対にライブで観たいと思った張さんは、家に帰らせてくれるよう妻に懇願したのだった。

しかし、その願いはあっけなく却下されてしまう。「試合は明日再放送やるでしょう。今は商売の時間。頑張って稼ぎましょう!」ととりあわず。張さんは「お金なんて必要以上に儲けなくてもいいだろう。でもサッカーのライブはこの機会を逃すと二度とないんだ」と反論するが、やはり妻は聞き入れない。そうこうしているうちに2人の間で言い争いが勃発してしまった。

そして約30分後。何を言っても理解してもらえないと悟った張さんは、突然警察に電話。唐突に自分が飲酒運転をしたことを告白するとともに、「すぐにここに駆けつけなければこれからまた飲酒運転するぞ!」と警察を“脅した”のだった。とにかく、店から離脱する口実が欲しかったらしい。

連絡を受けた警察は張さんの要求通りすぐに店に駆けつけたが、様子がおかしい。電話の主である張さんは女性と激しい口論を繰り広げており、酒のニオイはせず。また、側に車もなかったため、警察が不思議な面持ちでいると、張さんは「早く連れて行ってくれ」という。警察は念のため張さんにアルコール検査をしたが、やはり結果はシロ。

張さんの“ワールドカップ観戦作戦”は、あえなく失敗に終わったのだった。

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