立ち食いそばチェーンの富士そばは、特別メニュー「パキスタン風激辛カレーそば」を一部店舗で販売している。価格は490円で、提供店舗は池袋店と大塚店。

この「パキスタン風激辛カレーそば」は、2020年の東京五輪を見据えて、宗教やアレルギーなどを気にすることなく安心して食べられるメニューづくりの一環として、イスラム教で認められている食材を使用した“ハラール”を目指して開発を進めていたもの。今年5月には、テレビ東京の経済番組「ワールドビジネスサテライト」で、その取り組みが紹介されていた。

しかし、同社のFacebook公式ページによると、「ハラール商品として販売することは安全性に置いて非常に厳しい状況」が現実にあり、今回はハラール商品としての販売は断念。その上で「多国籍文化を取り入れた、新しい商品」として販売する運びになったという。

ちなみに、この「パキスタン風激辛カレーそば」は「非常に美味しい」「パキスタンの特別なカレー粉を仕入れてまして日本のカレーでは、なかなか出せない味となっております」とのこと。また、「カレー粉の仕入れ状況が非常に不安定な商品」となっており、カレー粉がなくなり次第、販売終了となる可能性があるという。

一風変わった富士そばの「パキスタン風激辛カレーそば」。食べてみたい人は、池袋店、大塚店へお早めに。