小型機接近で海岸の男性あわや、慌てて砂浜に寝そべり間一髪セーフ。

2014/06/09 17:31 Written by Narinari.com編集部

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ドイツ本土から北に約70キロ、北海沖合にある観光地・ヘルゴランド島。世界的にも有名なカリブ海のセント・マーチン島のように、この島の空港はビーチと隣接した場所に設置されているのだが、先日、寛いでいた海水浴客を大いに驚かせる着陸をした小型機が現れたそうで、その危険すぎる様子を撮影した動画が世界のメディアでも注目され、大きな話題を呼んでいる。

この動画は、YouTubeに6月2日付で投稿された「Plane almost lands on sunbather on beach- Fails landing.」(//www.youtube.com/watch?v=0yceRzX-N4M)。英紙デイリー・テレグラフなどによると、ヘルゴランド島では空港がビーチの隣に位置しているため、着陸する飛行機がビーチで遊ぶ観光客のすぐ真上を通っていくそうだ。

普段は「少なくとも6メートルの高さ」を飛んでいくという飛行機。しかしこのたび動画を撮影した男性の話では、明らかにもっと低い高度で小型機が飛んできたという。そこで、急いでカメラを向けて撮影を始めたところ、砂浜ギリギリまで高度を下げてきた小型機がビーチで寝そべった男性に接触しそうになりながら通過。さらに、ビーチと滑走路の境に設置された柵の1つを飛ばして、ギリギリ空港に着陸したという。その模様は映像からもよくわかる。

寝そべった姿で映っている男性は、直前に小型機がぶつかりそうだと認識し、慌てて砂浜へ体を埋めるように横になっていたそうで、幸いにもけがは全くないとのこと。

一方、小型機を操縦していた男性は「アプローチの仕方を誤った」と着陸ミスだったことを認めていて、寝そべった男性の姿も「見えなかった」というから、一歩間違えれば大きな事故に繋がっていた可能性も否めない。今回の一件については「本当に申し訳ない」と謝罪しているが、その日のうちに柵との衝突で損傷した箇所を直した後、同じ小型機で島を出たそうだ。

ちなみに、このあわやの出来事があった後、ビーチで目の当たりにした観光客たちは「もっと安全な場所へ」と、空港近くの場所から離れて行ったという。

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