Jカルチャーがハリウッド席巻、「オールド・ボーイ」「GOZILLA」など続々。

2014/06/06 17:00 Written by Narinari.com編集部

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6月から7月にかけて、日本のマンガやライトノベルなど、いわゆる“ジャパン・カルチャー”をもとにしたハリウッド大作が続々公開される。

先陣を切るのは、6月28日(土)公開の「オールド・ボーイ」。理由も分からず20年間監禁された後、突然解放された男の壮絶な復讐劇を描く本作は、土屋ガロンと嶺岸信明による日本のコミック「ルーズ戦記 オールドボーイ」が原作だ。

1996年に「漫画アクション」(双葉社)で連載がスタート。2007年には米国でマンガのアカデミー賞と呼ばれるウィル・アイズナー賞の国際部門で最高作品賞を受賞した傑作だ。2003年には韓国でパク・チャヌク監督によって映画化され世界中で高い評価を得たが、このたびついにハリウッドでも映画化。韓国版でもインパクト大だった、主人公がハンマーで大乱闘するシーンは、もちろん本作でも登場する。

主演のジョシュ・ブローリンは、35人の敵を相手に戦うこのシーンのために、ジョシュとスタントのリハーサルに6週間をかけた。監督のスパイク・リーが「ずっとこのシーンをワンテイクで撮りたいと思っていた」と語る渾身のシーンで、見応え抜群なのは間違いない。ストーリーも、監督が新解釈をふんだんに織り交ぜた再創造バージョンで、原作とも韓国版とも異なる結末に期待がかかる。

7月4日(金)には、2004年に発行された桜坂洋のSFライト・ノベルが原作の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」が公開。近未来の地球を舞台に、時間のループに巻き込まれた兵士が幾度も戦闘と死を繰り返し、成長をしていく姿を描くSF作品だ。

「ボーン・アイデンティティ」のダグ・リーマン監督がトム・クルーズを主演に迎えた話題作で、トムは6月26日と27日に日本キャンペーンを敢行。ハリウッドスターとしては異例と言える、一日で東京→福岡→大阪→東京を巡る弾丸キャンペーンに挑戦する予定だ。

そして7月25日(金)からは、日本が誇る特撮映画から生まれた、世界で最も著名なキャラクターのひとつ「ゴジラ」を、超一流のスタッフ&キャストで描く「GOZILLA ゴジラ」が公開。

生誕60周年となる今年、ハリウッドで復活するということで、すでに世界中で大きな盛り上がりを見せている。日本からはハリウッドの常連となっている実力派俳優・渡辺謙が参加していることも注目だ。

いまや世界中にファンをもつ日本のポップ・カルチャー。今後もハリウッドを大いに盛り上げていくことを期待したい。

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