渋谷すばる初の単独映画主演、二階堂ふみ共演の山下敦弘監督最新作。

2014/06/05 10:00 Written by Narinari.com編集部

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関ジャニ∞の渋谷すばる(32歳)が、山下敦弘監督、二階堂ふみヒロインの映画「味園(ミソノ)ユニバース」に主演することがわかった。渋谷は「エイトレンジャー」(2012)、「エイトレンジャー2」(2014)で関ジャニ∞のメンバーと共に主演を務めてきたが、単独での映画主演はこれが初めて。

「味園ユニバース」は、大阪を舞台に、人生を踏み外し、“歌うこと”以外すべての記憶を失った男が、あるバンドとそのバンドマネージャーの少女との出会いをきっかけに、過去の自分と向き合い、現在の自分との間で揺れ動きながらも、自身を見つけ出そうとする物語。

渋谷が演じるのは“記憶を失った男”。人を寄せ付けない凶暴さをもちながら、どこか繊細で不器用、でも歌においては圧倒的な実力を発揮するキャラクター。関ジャニ∞の中でも異彩を放ち、抜群の歌唱力で人々を魅了する渋谷はまさに適役だ。初の単独主演作で、俳優としての新たなる一歩を踏み出していく。

ヒロインは「ヒミズ」(2012)で第48回ヴェネチア国際映画祭・最優秀新人賞を受賞した二階堂が決定。「脳男」(2013)、「地獄でなぜ悪い」(2013)など話題作に次々と出演し、今や映画界で最も注目の若手女優と言える二階堂が今回演じるのは、高校を中退し、痴呆症の祖父と2人で暮らしながら、好きなバンドのマネージャーと古びたスタジオの経営で生計をたてる変わった少女だ。渋谷演じる記憶を失った男との出会いが彼女を変えていく。

メガホンを執るのは、「苦役列車」(2012)、「マイ・バック・ページ」(2011)の山下敦弘監督。リアリティある世界観と現実に向き合う登場人物を魅力的に描くことに定評のある山下監督が、渋谷をどう演出するのか、注目しておきたいところだ。なお、撮影は、舞台となる大阪で6月からを予定している。

映画「味園ユニバース」は2015年2月、全国ロードショー。


☆「味園ユニバース」ストーリー

大阪のとある広場でおこなわれていたバンドのライブ中、突如、若い男がステージに乱入し、マイクを奪って歌い始める。一時騒然となる会場だったが、男の歌声に観客は圧倒される。ライブ後、バンドとマネージャーのカスミは、その男に何者なのかと問いただすが、男は記憶喪失で自分のことを何も憶えていない。男の才能に興味を持ったカスミは、彼に“ポチ男”というあだ名を付け、自宅のスタジオで働かせることに。やがてバンドのボーカルに迎えられる彼だったが、失われた過去には、大きな問題があった――。

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