“本田”の無回転謎かけに困惑、あえての“ストロングハート”アピール。

2014/06/05 06:56 Written by Narinari.com編集部

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ハリウッドを代表するアクションスター、ジェイソン・ステイサムが主演を務めるサスペンス・アクション・エンターテイメント「ハミングバード」の公開直前なりきり映画PRイベントが6月4日に行われ、サッカー日本代表・本田圭佑(に扮したじゅんいちダビッドソン)と西川史子、鈴木奈々、松嶋尚美、土屋アンナ(に扮したみかん)が応援に駆けつけた。

本作は、ロンドンの裏社会で他人になりすまし、のし上がっていく男の復讐劇を描くストーリー。ジェイソン・ステイサム演じる主人公のように、他人になりすますべく行われた“なりきり映画PRイベント”には、W杯を目前に控えた本田圭佑(に扮したじゅんいちダビッドソン)がアンセムのテーマに合わせて登場した。

「コスタリカ戦のあとすぐ来ました。W杯直前に来るって、普通に考えるとマイナスなんですけど、あえてここに来たことで(W杯は)勝てると思います」と早々に勝利宣言。そんな本田を応援しようと、女医の西川史子(に扮したみかん)が白衣姿で登場、第二の人生を手に入れる主人公にちなみ、新しい人生を謳歌している西川に今後も離婚キャラを貫くかという鋭い質問がMCから寄せられると、ハンカチを取り出し無言で涙をぬぐうシーンが……。これには本田が「過去は振りかえらない方がいいですからね。俺に言わせたら(次のステップへの)チャンスだと思いますよ」と本田らしいナイスカバーぶりを見せた。

ここで本田が自身の特長でもある無回転シュートにかけて、「全然回転がかかってない」という無回転なぞかけを披露。「試合でレギュラーを外されるとかけて、朝の満員電車ととく。その心っていうのは、どっちもイヤ」と、何のひねりも入れない無回転ぶりに、集まった報道陣は困惑気味の様子。たたみかけるように本田が「あえてね。強い心でやってますよ」と“ストロングハート”をアピールし、会場の笑いを誘った。

また、ジェイソン・ステイサムファンと公言している香川真司選手について聞かれると、「そういう意味で、真司、今回はごめん、と言いましたね」と付け加え、会場を沸かせた。

このあとも続々とサポーターの芸能人が駆けつけ、鈴木奈々(に扮したみかん)が「茨城から来ました!」と元気にあいさつしながら登場。「元気だけが取り柄です」と話す鈴木に「そこだけとは言わず、そこが“ストロングポイント”と言ったらいい」と本田語録でアドバイスを送った。

さらに「本田に会えてラッキーや」という松嶋尚美(同じくみかん)に続いて、土屋アンナ(同じくみかん)が登場。日本代表に「ベスト8は入ってほしい。でもブラジル強敵じゃね?」と、破天荒な振る舞いからは意外なリアルトークが飛び出した。

世界に存在をアピールするためにしていることは? という質問に、本田は「積極的にインタビューを通り過ぎること。何だ? と思わせておいて、やっとインタビューを受けるときには横文字をやたらと使う。“ストロングワールド”とか、“ニューワールド”とか。そうやって存在感を出して、世界にアピールしている」と持論を展開した。

W杯で仕事が増えたか、との質問には「W杯当日は学園祭のお笑いライブ」と寂しげにコメント。さらに報道陣から「(本物の)本田選手にコメントを」とのリクエストには、「今ちょっと調子悪いという報道があるけど、僕はそうは思ってない。彼は本番にしっかり合わせてくる。彼がどれだけ活躍してくれるかによって僕の活躍につながってくるので、本気で心の底から応援してますよ!!」とじゅんいちダビッドソンとしてちゃっかり便乗しつつも、本物の本田選手に熱いエールを送った。

最後に、映画の見どころについて本田は「ジェイソン・ステイサムが徹底的にかっこよかった。ハードボイルドでシリアス。主人公が自分自身と向き合う時間が長く、(その姿に)考えさせられた」と話し、「善悪が白黒発ハッキリしていない映画。その辺を考えながら観ると見応えのある作品だと思う。ジェイソン・ステイサムとかけて、マカロンととく。その心は、オレは昔は知らなかったけど、今は知ってる」と、最後まで無回転過ぎるなぞかけと共にアピールした。

土屋アンナは「自分が絶対に経験しないような裏社会やアクションがあって、経験できないからこそ見ていてスリルを味わえた。シスターとの恋愛要素も入っていて女性も楽しめると思う」と大絶賛だった。

映画「ハミングバード」は6月7日(土)、新宿バルト9ほか全国ロードショー。


☆「ハミングバード」ストーリー

ロンドンの暗黒街で絶望のどん底を這う男。彼の名はジョゼフ(ジェイソン・ステイサム)。かつては特殊部隊を率いる軍曹だったが、そこで犯した罪から逃れるため、家族も仕事も投げ捨て、ホームレスとして静かに暮らしていた。ある日、ギャングに絡まれたジョーイは高級アパートメントの一室に逃げ込み、不在の住人になり済ます。そんな中、心を通わせていた仲間のイザベルが拉致される。彼女を救うため、再び殺人兵器と化し、裏社会でのし上がっていく。しかし娼婦に成り果てていたイザベルは無残な死体で発見された。犯人探しに奔走するジョーイ、そんな彼の足取りに気付き始めた警察。そして遂に真相を掴んだジョーイは、復讐に立ち上がる。自身の罪にも決着をつける、決意の戦いの行方は――?

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