今年5月、ポケモン公式サイトのフランス語ページに、「ポケモンセンター」がオープンするとの告知が掲載された。日本では複数の地域にある「ポケモンセンター」だが、フランスではこれが初上陸。限定のポケモン「ビビヨン」の配布が行われるといった情報も公開され、現地のファンを大きく喜ばせた。そしてオープン前日の6月3日に内覧会が行われ、ナリナリドットコムのフランス特派員も潜入、その様子をお届けする。

パリの中心地ともいえるレアル地区に、期間限定で現れたポケモンセンター。芸術の都らしくトリコロールの色の絵筆を持ったピカチュウのイラストがお出迎えしている。多くの取材がなされており、会場への入場待ちの人たちにインタビューが行われていたが、どのお客さんもポケモンへの深い愛情を語っていた。

早速、中に入るとシャンパンやポケモンがあしらわれたマカロンなどが提供され、やはり“おフランス”な雰囲気が出ている。ぬいぐるみやTシャツ、カードといった定番のグッズを見るフランスのファンの楽しそうな表情はとても印象深い。

過去のポケモンシリーズの映像やディレクターの増田順一氏のサインとウェルカムメッセージ、キャラクターデザインの杉森建氏らのイラストなどを見ながら思い出話に花を咲かせていたりも。本当に初期のゲームボーイで楽しんだ人たちもいれば、アニメは見てきたもののゲームは最近のフランスが舞台となった「ポケットモンスターX・Y」から、という人も。

もちろん、主役は大人だけでなく、訪れた子どもたちも楽しそうにフェイスペインティングをしてもらったり、壁に描かれた多くのポケモンからお気に入りのものを探し出そうとしていたり、大きなピカチュウとハグをするといった夢の出会いを果たしていた。

SNSでは早速、この内覧会の様子を目にしたファンたちによって盛り上がっており、これからの数日間で新たな出会いや思い出をゲットすることが待ち遠しいようだ。