2014年上半期ヒットランキング、前向きで明るいエンタメが強い傾向。

2014/06/04 05:32 Written by Narinari.com編集部

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日経BPは、6月4日発売の雑誌「日経エンタテインメント!」7月号で、「2014年上半期ヒットランキング」を発表した。

このランキングは、テレビ、映画、音楽、本、ゲームなどのオールジャンルのエンタテインメント作品や人を対象に、売り上げや視聴率、興行収入といったデータに社会現象度や話題性、新規性などを加えて、同誌編集部が作成したもの。

昨年は「半沢直樹」「あまちゃん」とドラマの当たり年だったが、今年は「アナと雪の女王」が記録的なヒットを続けており、映画が復調。景気が回復基調で日本社会に明るさや開放感が広がりつつある世の中のムードを反映して、全体に前向きで、明るいエンタテインメントが受ける傾向が強まっているようだ。

ランキングのトップ10は次の通り。

1位「アナと雪の女王」
2位「笑っていいとも!」
3位「NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』『花子とアン』」
4位「永遠の0」
5位「村上海賊の娘」
6位「ものまねメイク」
7位「ビリギャル」
8位「ディズニー ツムツム」
9位「妖怪ウォッチ」
10位「ワン・ダイレクション」

この結果を踏まえ、同誌は次のように上半期をまとめている。

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今年の上半期のヒット作に共通するキーワードは「伝統と挑戦の融合」。圧倒的なブームとなっている『アナと雪の女王』は、親子で安心して楽しめるディズニーアニメの伝統をふまえながら、劇中歌『レット・イット・ゴー』を各国の人気歌姫が母国語でカバーするなどの新鮮なマーケティング戦略をとり、キャラ設定でも2人の女王を主人公とする初のダブルヒロイン、スタッフも女性監督が初めて手がけるというチャレンジングな作品。

2位の『笑っていいとも!』も約32年の歴史を持つが、終幕に向けてのサプライズ演出の連発は「最後まで挑戦を続けた、伝統ある番組」という強い印象を視聴者に与えた。伝統だけではマンネリ化するし、斬新さだけでは一部のファンしかついてこられない。両方のバランスをうまくとった作品や人が、社会現象となるブームを起こした上半期だった。

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2014年上半期ヒットランキングの詳細は、日経エンタテインメント!2014年7月号(6月4日発売)で特集している。

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