24年生きる“世界最長寿”の猫、長生きの秘訣は「よく食べよく動く」。

2014/06/03 20:18 Written by Narinari.com編集部

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人間の24歳といえばまだまだ若くて元気のある年頃だが、猫の世界でいうと、人間の114歳に相当するほどの超高齢にあたるという。昨年、それまで世界最長寿と認めていた米国の猫が寿命を迎えたことを受け、ギネス・ワールド・レコーズは、このほど英国の家で飼われている24歳の猫を新たな世界最長寿猫として認定。飼い主家族たちも喜んでいるそうだ。

英紙デイリー・ミラーやデイリー・エクスプレスなどによると、今回世界一の長寿猫として認定されたのは、英南部の街ボーンマスに住む43歳の女性ジャッキー・ウェストさんが飼っている、24歳でメスの猫ポピー。ポピーは2人の飼い主の元で育った後、5歳の時にウェストさんと母親が住んでいた家へ引き取られた。その5年後にウェストさんが夫アンディさんと結婚し、ポピーも新たな家へ一緒にお引越し。現在は息子2人を加えた4人の飼い主家族のほか、4匹の猫と2匹のうさぎ、1匹のハムスターと元気に暮らしている。

ウェストさんがポピーを世界最長寿の猫として認定するよう、ギネス・ワールド・レコーズ社に申請したのは今年2月のこと。米カンザス州の家庭で飼われ、世界一と認定されていた23歳のピンキーが寿命を迎えたと知り、ポピーが24歳になった2月に申請したそうで、受理したギネス側がこれまで調査を重ねていた。そして5月19日、ギネス側は公式にポピーを世界最長寿猫として認定したと発表し、ウェストさん家族にも認定証が贈られた。ちなみに史上最高齢となると、米テキサス州で生きていた猫の「38歳3日」とされている。

ポピーはなぜ長生きしているのか、多くの人からよく聞かれるというウェストさんは、その秘訣を「よく食べよく動くことだと思う」とコメント。ポピーは大きな体ではないというものの、朝はビスケットと缶詰を空けるのが当たり前で、時には「ケバブやフィッシュ・アンド・チップスといった変わったもの」まで口にし、ほかの猫が餌を横取りしようものなら「耳を噛みにいく」ほど、いまも食欲旺盛だそうだ。また、目と耳が不自由になったものの、家の中をよく動き回るほど元気で、家の中ではペットたちの「ボス」として威厳を保っているという。

とはいえ、さすがのポピーも最近は衰えが隠せない様子。ウェストさんは、昨年あたりから目に見えてポピーの「健康状態が悪くなってきた」と話しており、家族も「長くはないと分かっている」そうだ。それでも、何度体調を崩しても回復して生気を取り戻しているというから、やはりポピーの生命力は並大抵のものではないようで、ウェストさんはずっと一緒に見守って来てくれた動物病院の関係者たちにも、今回の認定を受けて「感謝しきれない」と謝意を示している。

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