「超高速!参勤交代」撮影苦労話「台風に4回遭遇」「ふんどしが…」。

2014/05/29 06:52 Written by Narinari.com編集部

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「のぼうの城」を輩出した脚本賞として注目を集める城戸賞にて、“傑出したエンターテインメント”と評され、最高得点で“入選”を果たした脚本の待望の映画化「超高速!参勤交代」。その完成披露会見&完成披露舞台挨拶が5月27日に都内で行われ、佐々木蔵之介、深田恭子ら豪華キャストが勢ぞろいした。

この日のイベントには、佐々木、深田のほか伊原剛志、西村雅彦、寺脇康文、上地雄輔、知念侑李(Hey!Say!JUMP)、柄本時生、六角精児、本木克英監督が登壇。全国の大名が参勤交代を果たすため、江戸城へ登城する際に通ったとされる日本橋が再現された江戸東京博物館での記者会見では、まず、佐々木が「今の福島県いわき市が舞台の貧乏藩、藩主を演じさせていただき、山を走り、川に流され、泥だらけになりながら駆け抜けました」、深田が「口汚い役ということでセリフなどに戸惑うことがありましたが、皆さんがとても優しくしてくれて撮りきることができました」と挨拶。

現場での実際の雰囲気やチームワークについて質問が出ると、佐々木は「金、時間、人がいない中で参勤交代を成功させようというストーリーと同じように、台風に4回遭遇して撮影予定だった橋が流されるというようなアクシデントとかありましたけど、笑顔で切り抜けたのは映画と同じでしたね(笑)。ほかにも寺脇さんが、皆のマネをしてムードを盛り上げてくれたり、柄本くんに菊千代(猿)がなつかなくて六角さんになついちゃったり、上地くんが人にいたずらしてたり、伊原さんのヤンチャな感じとか、知念君のセクシーなふんどし姿とか、なにより色っぽい深田さんが現場に来る時のスタッフのテンションの上がり具合とか色々ありましたけど、楽しい現場でした」と、和気藹々とした撮影現場の様子を振り返った。

また、男性だらけの撮影現場の中で、深田が“苦労した点”について質問が出ると、「皆さん本当に優しくしていただいて、今までで一番かもと思うくらいでした。現場に入るとみなさん順々に『おはよう』と声をかけてくれましたし、蔵之介さんは『今日の夜ご飯は何食べるの?』とか色々気遣っていただきました」と、楽しい現場だったそうだ。

これに男性陣は「深田さんが現場に来るときはスタッフのノリや空気が違ったので悔しかったですよ(笑)」(佐々木)、「僕たちも嬉しくなって、士気が高まりましたね(笑)」(六角)と、深田の存在の大きさを明かした。

ほかに撮影で“苦労した点”は、佐々木は「『超高速!参勤交代』というタイトルなので、『走ってなんぼ!』と思っていましたけれど、時代的にナンバ走り(※江戸時代における日本の飛脚の走り方)だよと監督に言われてやったが、結構大変でしたね」、深田は「(役柄的に)所作に気をおくより大胆に演じようと思ったので(口汚い)セリフの方が苦労しました」、六角は「地面に膝をつくシーンで、膝のところに上地君が小石を仕掛けてきたのが痛かったですね。そしたら知念君も一緒に石を置いて……」、西村は「苦労は…無い!!ただ途中からボロボロの衣装を着せられていつまでこの格好なのかな…嫌だなぁ〜って思ってました」と、それぞれ現場の楽しそうな雰囲気が伝わってくるエピソードを披露した。

その後、丸の内ピカデリーに場所を移して行われた完成披露試写会では、六角のふんどしの絞め方が緩く、技術スタッフが「余計なところに予算がかかってしまう」と頭を悩ませていたことを佐々木が暴露。六角も「このままじゃR指定になってしまう」と告げられたことを明かし、会場を笑わせた。そして最後は佐々木が「今日は特にふんどしのシーンを見逃さないでください、何かが映っているかもしれません」と締めのコメント。終始笑いの絶えない舞台挨拶となった。

映画「超高速!参勤交代」は6月21日(土) 全国ロードショー。

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