寝返り打ったら崖から25m転落、骨折など大けが負うも順調に回復中。

2014/05/24 21:15 Written by Narinari.com編集部

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しっかり寝て疲れが取れたときは、気持ちの良い目覚めが待っているものだが、英国では先日、最悪の目覚めを迎えてしまう事故に遭った男性がいるという。英国で路上生活をしていたルーマニア人男性は、道路脇のスペースを休憩場所に選び、寝袋に入って就寝。しかし、寝る場所を明らかに間違えた彼は、翌朝激しい痛みを感じて目を覚ますハメになったそうだ。

英紙ウェスタン・モーニングニュースやメトロなどによると、この事故は5月20日早朝、英南西部の街トーベイにあるミードフット・ビーチと呼ばれる海岸付近で発生した。午前6時頃に「男の悲鳴が聞こえた」という付近の住民3人が、8時半頃になって声がしたほうへ様子を見に行ってみると、道路沿いの崖下25メートルの場所で倒れている男性を発見。自分が「ルーマニア人だ」と話した彼は頭から出血していたほか、肩の骨折、腕や足など複数の箇所が腫れているなど、見るからに大けがをしていたそうで、住民たちはすぐに救急車を要請したという。

発見現場は海岸に沿って走る道路下の岩場で、道の外側は複数の木が生えているものの、25メートル下にある海に向かって急斜面となっている場所。前日の夜、寝袋を持ってこの場所にやって来たルーマニア人男性は、ガードレールを乗り越えて道を外れ、わずかばかりの平らな地面を寝床に選び睡眠に入った。ところが翌朝、気持ちよく寝ていたはずの彼は、寝返りを打つなどふとした拍子に体を斜面の方へ傾けてしまったようで、そのまま25メートル下まで転落。全身に走る激しい痛みと共に、目覚めを迎えてしまった。

さらに、彼が転落する際に上げた悲鳴を、住民たちは当初「みんな酔っ払いだと思っていた」と誤認。そのため、怪しんで探しに来てくれるまで時間がかかってしまった上、彼が転落した場所が急斜面で多くの樹木が生えているとあって、救助作業が難航したという。結局、道路からの引き上げを諦めて沿岸警備隊の派遣を要請し、1時間半がかりで男性を海側から助け出した上でヘリコプターで病院に搬送したそうだ。

こうして最悪の目覚めを迎え、少なくとも現場で4時間は我慢の時を過ごすハメになった男性。大けがではあったものの、現在は病院で順調に回復を見せているという。

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