ケータイ略奪した挙げ句に恋、何度も電話して「付き合ってくれ」。

2014/04/21 16:46 Written by Narinari.com編集部

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犯罪者は自分の罪がバレないように、言動にはかなり慎重になるものだが、中国ではこのたび、ケータイを略奪した犯人がアドレス帳に登録されていた女性の顔写真に一目惚れ。“猛烈アタック”を繰り返し、あっけなく逮捕されるという一件があった。

中国メディア安徽網などによると、そもそもの発端は3月14日午前4時ごろのこと。場所は安徽省の淮南(わいなん)市だ。趙という男は仕事帰りの道すがらひとりの女性(張さん)に遭遇。ここぞとばかりに脅しをかけ、ケータイを奪い取った。

すると翌日、張さんの親友・麗麗さんが電話をかけてくる。もちろん、この時点では麗麗さんは張さんのケータイが他人の手に渡っているとはつゆ知らず。電話に出たのが男性であったため一瞬驚いたものの、「張の彼氏です」と言われて安心し、そのときは用件だけ伝えて電話を切ったという。

しかし、この一本の電話が趙に心境の変化をもたらした。麗麗さんが電話をかけてきたときに表示された彼女の美しい顔写真に一目惚れしてしまったのだ。そこで、どうにか麗麗さんと“良い仲”になれないものかと、あの手この手で彼女を誘い出そうとした。それでも麗麗さんは趙に対して不信感を抱き、誘いに乗ることはなかったそうだ。

そうこうしているうちに、ケータイを奪われた張さんが母親のケータイを使って麗麗さんに連絡。これでようやく麗麗さんは「張の彼氏」と名乗った男が実は強盗犯であることを知ったわけだが、その後も趙の“猛烈アタック”は止まらずにいた。SMSや電話でしつこく連絡してきては「自分と付き合って欲しい」と迫ってきたそうだ。

結局、趙はあっけなく逮捕され、同時に6件の余罪も明らかになった。なお、趙は普段レストランでコックとして働いており、周囲には妻子のある普通の男性に映っていたそう。それが2012年に賭け事にハマり、その負けを補うためにいつしか犯罪に手を染めるようになったという。

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