ラーメン店「支那そばや」の創業者で、「ガチンコ！」（TBS系）の「ガチンコラーメン道」などで知られる“ラーメンの鬼”こと佐野実さんが、4月11日に多臓器不全のため亡くなった。63歳だった。ここ数年は糖尿病を患い、今年2月に体調を崩して入院、闘病を続けていたという。

佐野さんは1986年、神奈川県藤沢市に「支那そばや」を開店。1990年代、講師として出演した「ガチンコ！」での厳しい指導が評判となり、白い厨房服とオールバックの髪型をトレードマークに、以降はさまざまなテレビ番組でも活躍した。

最近は出演機会もめっきり減っていたが、今年1月22日には情報バラエティ番組「本日、開店します！」（TBS系）に出演。10年ぶりの弟子の開店に立ち会う様子が放送され、以前よりも痩せた姿に心配の声も上がっていた。

また、公式ブログ「ラーメンの鬼 佐野実厳選ブログ」も開設。最後の更新は2月14日で、佐野さんを師と仰ぐラーメン店の店主たちが集まったチーム「佐野JAPAN」メンバーによる新店について、「その勝負を掛けたラーメン、俺も食いにいくよ！ 俺の好きな塩ラーメンだからな」とつづっていた。