THE BOOMが年内での解散発表「日本一幸せなロックバンドでした」。

2014/03/31 13:45 Written by Narinari.com編集部

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「島唄」「風になりたい」などのヒット曲で知られるロックバンド・THE BOOMが、年内をもって解散すると発表した。各メンバー、所属事務所、レコード会社のコメントは次の通り。

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流行に流されることなく、新しく普遍的な音楽を探し求め、
宮沢、小林、山川、栃木はTHE BOOMとして歩んできましたが、
今年5月21日のプロデビュー25周年を目の前にして、ふと立ち止まってみると、
この4人でやれる事、やるべき事は全てやり尽くしたのではないか
という思いが心を支配するようになりました。
そして、その声に頷く自分達がありました。
THE BOOMは2014年の12月をもちまして活動を終了し解散いたします。
結成から数えて28年もの間、多くの方々の応援、ご協力があって
ここまで歩いてくることができました。
心より感謝申し上げます。
たくさんの、本当にたくさんの愛とぬくもりに包まれ、
僕たちは日本一幸せなロックバンドでした。

2014年3月31日
THE BOOM
宮沢和史
小林孝至
山川浩正
栃木孝夫

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1986年に結成されたTHE BOOMは、1人でも多くの人に歌に立ち止ってもらえるよう、週末や祝日の原宿歩行者天国でのストリートライブを中心にライブを続けて、1989年にデビューしました。
それ以来、日本に生まれた彼らにしか出来ないオリジナルの歌を求めて、多くの町や国々を訪れ、人々と出会い、たくさんの感動や刺激をいただきながら、それらを原動力に、音楽の旅を続けてきました。
早いもので、この5月21日でデビュー25周年を迎えます。そんな記念すべき年にあたる今年。THE BOOMは、メンバー4人で話し合った結果、2014年12月をもって、バンドとしての音楽の旅を終えることになりました。
彼らは結成から28年間、一度のメンバーチェンジも、バンドとして公式な休止宣言をすることもなく、活動を続けてきました。それは誰ひとりとして替えがきかない4人だったからです。それぞれが奏でる歌やサウンドが好きで、それぞれがお互いの人間性が好きで。性格も趣味嗜好も異なる4 人が集まった時に、THE BOOM というひとつのパーソナリティーが生まれる。皆様に永く愛していただけた理由には、そんな、バンドならではの個性もあったのかもしれません。
ここまで音楽活動を続けてこられたのも、ひとえに皆様のご愛顧とご支援によるものと深く感謝しております。
なお、メンバーの体調についてですが、頸椎症性神経根症により昨年11月から歌手活動を一時休止している宮沢和史は、日常生活を送りながら自然治癒力での回復を目指しております。また今年2月に1型糖尿病を発症した山川浩正は、精密検査を経て退院した後、バンド活動の再開に向けて体調管理に努めております。
THE BOOMとしての残された時間を大切にしながら、作品のリリース、そして秋からの全国ツアーと、皆様のご期待に添うべく、精一杯努力してまいりますので、何卒ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

平成26年3月31日
株式会社ビーエル スタッフ一同

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THE BOOMとの出会いが、“音楽への敬意”や“音楽を通じてメッセージを届けたい”という、今の時代に忘れられがちな思いを、あらためて思い出させてくれました。
CDを売ることが難しくなってきたこの時代においても、THE BOOMの音楽には、たくさんの愛があり、希望があり、人の心を掻き立てる刺激がありました。
彼らの決断に心から敬意を表し、今後も応援を続けていきたいと思います。
そして、彼らが残してくれた楽曲をいつまでも大切に伝えていくことが、私たちの重要な役割だと思います。

平成26年3月31日
株式会社よしもとアール・アンド・シー スタッフ一同

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