愛犬が窒息寸前の飼い主救う、背中叩き続けのどに詰まった飴出す。

2014/03/26 21:13 Written by Narinari.com編集部

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いつも通りの平凡な日常を過ごしていた先日、突然、死の危険に襲われたという英国のある女性。甘いものを食べたくて、ふと手を伸ばしたいちご味の飴を口に入れたところ、飲み込んだ飴がのどの奥でつっかえてしまい、息ができなくなったという。どんどん苦しくなっていく状況に、早く何とか飴を取り出そうと必死になっていた彼女。すると、飼い主の危機を感じた愛犬が大きな手助けをしてくれたおかげで、飴が出てきて事なきを得たそうだ。

英ニュースサイトのウェールズ・オンラインや英紙デイリー・スターによると、飴で命を落としそうになったのは、ウェールズ地方西部の村ドレバハ・ベリンドレに住む40歳の女性、レイチェル・ヘイズさん。先日、家にいて甘いものが食べたくなった彼女は、バッグに入れてあったいちご味の飴を取り出し舐め出したそうだ。しかしその直後、落ち着いて味わおうとキッチンで座った瞬間、飲み込んだ飴がのどの奥につっかえてしまい、息ができなくなったという。

息ができないため、助けを呼ぼうにも声が出せず「電話もできなかった」ヘイズさん。しかも一人暮らしで家には誰もおらず、自力で何とかするしかなかった。刻一刻と死の恐怖が迫る中、詰まった飴を取り出そうと彼女が必死に「最善を尽くして」いると、亡くなった母から引き取って3年前から飼っていたという愛犬、メスのイングリッシュ・スプリンガー・スパニエル犬“モリーポップス”が異変に気づき、そばにやって来た。

苦しんでいる飼い主に何があったのかと心配する様子で、ヘイズさんにまとわりついてきたというモーリポップス。当初、息ができず早く飴を吐き出そうと必死の彼女は、むしろ邪魔とばかりに寄って来る愛犬を押しのけ続け、とにかくのどから取り出すことに集中した。しかし一向に取り出せず、業を煮やした彼女はトイレへ移動。勢いよく吐いて、飴を出そうと考えたようだ。すると、吐こうと頑張る飼い主を追いかけて来た愛犬が、彼女の背中に手を置くと、「結構な力」で叩き始めた。そして「2、3分くらい」続けていると、飼い主と愛犬の努力はついに実り、飴が喉から出て来たそうだ。

やっと息ができるようになった時、死を意識した恐怖から「泣いて震えた」というヘイズさん。やがて危機を免れた喜びが溢れだしてくると、背中を叩いて助けてくれた愛犬を「I Love You」と言って抱きしめたそう。もしもモリーポップスがいなかったら「こうして話を伝えられたか分からない」と言うから、ヘイズさんが飴を取り出すのに愛犬の“力”が大きな役割を果たしたのは間違いない。

その後、感謝の気持ちを込めて愛犬におもちゃやお菓子を買ってあげたという彼女は、もはやいちご味の飴は「触るのも怖い」と口に入れる気はないそうで、甘いものが食べたくなったら代わりに「チョコレートを食べる」ようになったという。

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