有田絶賛で10年前の小説急伸、「しゃべくり007」での紹介きっかけ。

2014/03/13 04:00 Written by Narinari.com編集部

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今週3月17日付けのオリコン“本”ランキング文庫部門では、10年前に発表されたミステリー小説が初のTOP10入りを果たした。作品は乾くるみ「イニシエーション・ラブ」(2007年4月10日発売・文藝春秋)で、週間売上は1.6万部、先週100位圏外から8位に急上昇、これまでの最高位21位(2008/6/30付)を5年9か月ぶりに更新しての初TOP10入りとなったのだ。

本作は、2004年4月に発表され「必ず2度読みたくなる」と絶賛されたミステリーで、文庫版は2007年4月に発売。1980年代を舞台に、合コンで知り合った1組の男女のほろ苦くて甘い恋愛模様が、最後に待っている衝撃の真相により全てが覆る。このため読者は再読せずにはいられない作品と言われている。

先週3月3日オンエアの人気バラエティ番組「しゃべくり007」(日本テレビ系)で、レギュラー出演者のくりぃむしちゅー・有田哲平が「最高傑作のミステリー」と紹介したことがきっかけとなり、翌日から急上昇、初TOP10入りに繋がった。

もともと人気の高い作品であるため、今回のTV紹介をきっかけに、今後どれほど売り上げを伸ばすのかに要注目だ。

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