日本では6月に公開されるラッセル・クロウ主演 、ダーレン・アロノフスキー監督最新作「ノア 約束の舟」の日本版ポスターが、2月20日に解禁された。

このたび解禁されたポスターは、日本のみのオリジナル。「その舟に、すべての希望は託された。」という言葉とともに、ノアとその家族、荒れ狂う波に包まれそうな箱舟の姿が浮かび上がっている。

主人公・ノアを演じるのは「グラディエーター」でアカデミー賞を受賞したラッセル・クロウ。ノアが静かに見つめるその先には、世界と生きとし生けるすべてのものの未来があるような、強く使命感を持ったまなざしだ。

ノアの妻役には「ビューティフル・マインド」でラッセル・クロウと夫婦役で共演し、アカデミー賞に輝いたジェニファー・コネリー。妻として、母として、ノアと子どもたちを支える女性を演じる。

ノアの息子役にはローガン・ラーマン。手にした斧は箱舟を作る道具なのか、それとも武器なのか。そして壮大な物語のキーパーソンとなるのはノアの養女役のエマ・ワトソンだ。終わりゆく世界を目の当たりにして、彼女はいったい何を想うのか。稲妻と激しい雨が降り注ぎ、荒れ狂う波の中に、物語のもうひとつの主人公とも言うべき“箱舟”が現れる。

そしてこのポスターには“ノアの箱舟”伝説の中でも、もっとも重要なアイテムが描かれている。それは、ノアが握りしめるオリーブの葉。旧約聖書の創世記にはこんなエピソードがある。

「ノアが箱舟を完成させてから40日40夜、雨が止むことなく降り続け大洪水が起き、地上に生きていたものをすべて滅ぼしつくした。40日の後、ノアはカラスを放ったが、止まるところがなく帰ってきた。さらに鳩を放ったが、同じように戻ってきた。7日後、もう一度鳩を放つと、“オリーブの葉”をくわえて戻ってきた。さら7日後に鳩を放つと、鳩はもう戻ってこなかった。」

ノアはこうして水が引いたことを知ったという。“オリーブの葉”はまさに、新しい世界の象徴なのだ。

映画「ノア 約束の舟」は6月全国ロードショー。