領収書宛名に“厚かましい女”、店側は「システムの障害」と釈明。

2014/02/17 16:20 Written by Narinari.com編集部

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領収書には手書きのものだけではなく、機械で発行されるものも多いが、中国ではこのたび、端末の故障が原因で領収書の宛名に“厚かましい女”と印字され、女性客と店の間でトラブルになったケースが報告された。最終的に原因は端末自体にあると結論付けられたが、当該の客は納得していないという。

中国紙京華時報などによると、この一件は2月8日のランチタイムに起きた。問題に遭遇したのは、北京の三里屯にあるレストランで食事をした女性客の曹さんだ。

当時そのレストランには領収書がなく、曹さんに領収書発行を求められたレストランの従業員は近くにある別のレストランに手伝ってもらい、発行してもうらうことに。曹さんは領収書を受け取ると内容をきちんと確認せず、スクラッチくじだけ行ない(※中国の領収書にはスクラッチくじが付いている)、そのまま財布に入れて店を出たそうだ。

しかしその数日後、曹さんは驚いてしまった。財布を整理しているとき、領収書をよくよく見てみると、宛名に“厚かましい女”と印字されていたのだ。気分を害した曹さんはすぐに店にコンタクトを取るも、店側は「申し訳ありません」と謝るばかりで、原因には一切触れず。我慢がならない曹さんは微博(中国版ツイッター)で「人身攻撃に遭った」と領収書の写真を公表することにした。

これを見たネットユーザーからは批判が殺到。事態が拡大するにつけ、店側は微博で今回の件に関する謝罪コメントを発表し、その原因を「システム障害」としたが、いまいち腑に落ちないネットユーザーの反応などもあり、結局、メディアが調査に乗り出す騒ぎとなった。

そして判明したのが、領収書を発行する端末の故障だ。調べによると、領収書を発行したレストランの従業員は金額を入力する以外は特に端末は操作しておらず、個人の場合はいつも同様とのこと。レストランに保管されていた領収書の控えにもやはり“厚かましい女”と印字されており、従業員の仕業ではないという。

とは言え、端末のシステム障害が原因で“厚かましい女”ときちんと印字されたことにはどことなく胡散臭さが漂うのも事実。曹さんは店側の対応に納得していないとも報じられている。

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