報道過熱でSTAP細胞研究に支障、小保方さん「研究困難に」と苦言。

2014/02/01 06:07 Written by Narinari.com編集部

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新しい万能細胞「STAP細胞」の作製に成功し、世界から注目を集める理化学研究所の小保方晴子さんが1月31日、過熱するマスコミの取材攻勢により研究活動に支障が出ているとする文書を、所属する「細胞リプログラミング研究ユニット」の公式サイトに掲載した。

31日付けで掲載された「報道関係者の皆様へのお願い」では、まず、「STAP細胞研究はやっとスタートラインに立てたところであり、世界に発表をしたこの瞬間から世界との競争も始まりました。今こそ更なる発展を目指し研究に集中すべき時であると感じております」と説明。

その上で「しかし、研究発表に関する記者会見以降、研究成果に関係のない報道が一人歩きしてしまい、研究活動に支障が出ている状況です」と、連日のマスコミの報道が悪影響を及ぼしている現状を明かした。

具体的には「小保方本人やその親族のプライバシーに関わる取材が過熱し、お世話になってきた知人・友人をはじめ、近隣にお住いの方々にまでご迷惑が及び」と、研究とは関係のないところへ取材が殺到していることに「大変心苦しい毎日を送っております」と胸中を告白している。

さらに「真実でない報道もあり、その対応に翻弄され、研究を遂行することが困難な状況になってしまいました」とも。

そのため、マスコミに対しては「報道関係の方々におかれましては、どうか今がSTAP細胞研究の今後の発展にとって非常に大事な時期であることをご理解いただけますよう、心よりお願い申し上げます」と、冷静な報道を求めた。

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