2013年はBlu-rayが大幅な伸長、映像ソフト市場のシェア42.8%に。

2014/01/31 04:00 Written by Narinari.com編集部

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オリコンは1月31日、2013年の映像ソフト市場の動向をまとめた「年間映像ソフトマーケットレポート」を発表した。全体としては、映像ソフトの総売上額は2,545.2億円で、前年比100.0%(0.7億円プラス)となり、3年ぶりの前年比増。特にBD市場が伸びが顕著で、売上額1,088.3億円と初の1,000億円超えを果たした。

DVDとBlu-ray Disc(以下BD)を合計した映像ソフトの総売上額は、地上デジタル放送の完全移行を翌年に控えた2010年を一旦のピークとして、2011年、2012年と2年連続で前年よりも減少していたため、今年は3年ぶりに前年よりも増加に転じた。

盤種別に見ると、BDが好調な伸びを見せた。BDはオリコンが年間市場規模調査を開始した2009年以来4年連続で前年売上額を上回っており、着実に市場を成長させている。2013年のBD売上額は1,088.3億円と、初めて1,000億円の大台を突破した。前年比を見ると、2012年の116.4%に対し、2013年は129.1%と、その伸び方をさらに加速させている。

一方DVDは、売上額1,456.9億円、前年比85.6%と、前年よりも減少。これは主にDVDからBDへの市場の移行を反映したものと考えられる。前年比の推移では、2011年が前年比83.9%、2012年が同85.2%、2013年が同85.6%で、減少率としては3年連続でほぼ同程度。ただし、2011年、2012年はこのDVD売上額の減少分を補うだけのBDの伸びが得られなかったが、2013年は好調なBDの増加分がDVDの減少分をわずかに上回ったとで、映像ソフト全体としては3年ぶりに前年比100%超えとなった形だ。

また、こうした動きの結果、映像ソフト総売上額におけるBDのシェアは、2012年の33.1%から2013年は42.8%に増加。BDの50%超えが視野に入る段階になりつつある。

ジャンル別に見ると、2013年の映像ソフト市場を大きくけん引したのは「アニメ」、ついで「邦画」が好調だった。

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