うんちケーキ届き祝いの場凍る、ケーキ店の店主が依頼主に怒り暴挙。

2014/01/14 15:09 Written by Narinari.com編集部

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昨年12月、めでたく結ばれることとなった2人を囲み、華やかな雰囲気に包まれたニュージーランドのとある婚約パーティー。そこに、新婦となる女性の家族が店に注文し、用意したという“特別なケーキ”が出されたとき、予想だにしないデザインに誰もが言葉を失う出来事があった。なぜなら出て来たケーキは、華やかな場には到底似つかわしくない、あまりに見た目が悪い“うんちケーキ"だったからだ。

ニュージーランド紙ニュージーランド・ヘラルドやニュースサイト・stuff.co.nzなどによると、問題のケーキをパーティーに出されたのは、南島の南端にある街インバーカーギルに住む24歳の女性、ミカエラ・ハリスさん。婚約を決めた彼女は昨年12月20日、家族や友人を集めてパーティーを開いたそうで、彼女の家族が「とても素晴らしい特別なケーキを用意する」と言ってくれたためお願いしたところ、問題のケーキが送られてきたという。

パーティー当日、「素晴らしいラッピング」に包まれた箱から、集まってくれた100人以上の友人知人たちの前でケーキを出したハリスさん。すると出て来たのは、「クソくらえ!」と書いた旗が立てられた、あまりに汚い文字通りのチョコレートケーキだった。

中には「面白い」と楽しんだ人も多少はいたそうだが、目にした瞬間はハリスさんだけでなく、用意してくれた彼女の家族すら困惑していたという。結局多くの人が不快に感じていたため、急遽別の店に代わりのケーキを注文しに行ったそうだ。

なぜそんなケーキがハリスさんの婚約パーティーに送られたのか――。その理由はすぐに明らかになった。

同じ12月20日、問題の“うんちケーキ”を作ったインバーカーギルにあるケーキ店の店主エマ・マクドナルドさんが、自身のFacebookに写真と共に経緯を説明するコメントを投稿。その中で彼女は、ケーキの注文を受けたハリスさんの家族と仕事上の付き合いがあり、最近打ち合わせをする予定の日を「天気を理由に」ずらされたそう。これで「私を怒らせた」とする彼女は、さらに個人的に金を貸していた過去も思い出して相手への不満が大きくなっていったようで、「どんなケーキが良いのか、何の希望も伝えられていない」と主張した上で、“うんちケーキ”を作るに至ったと説明している。

このマクドナルドさんの投稿は、間もなくニュージーランド国内でFacebookやメディアを通じて話題に。やはり彼女のケーキを楽しむ市民もいる一方で、彼女のやり方を非難する声も少なくないようだが、マクドナルドさん自身は地元メディアの取材に対し「後悔していない」と発言したという。

また、作ったケーキが国内外のメディアに取り上げられている状況をFacebookで紹介し、「いろいろなところで注目されている」と喜ぶ様子のコメントも投稿しており、現状、彼女に悪い行いをしたとの認識はないようだ。

ただ、婚約パーティーが家族とのトラブルに巻き込まれた形になったハリスさんは憤りを隠さず、マクドナルドさんのやり方を「愚かな決断」と一言。トラブルに一切関係ない自分が影響を受けた不満だけでなく、相手への好き嫌いに関わらず対処するのが「経営者だ」として、今回のマクドナルドさんの行動は「やり過ぎ」と非難しており、マクドナルドさんとハリスさんや家族との関係改善は大いに難しそうな状況だ。

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