乱入ギター少年にLIVE会場熱狂、メタルバンドのステージでテク披露。

2014/01/11 20:37 Written by Narinari.com編集部

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何か自慢できそうな技を持っていたら、多くの人の前で披露して注目されたいと思うのは当然のこと。米国のあるギター少年は、父親の協力もあって、先日そんな体験ができたそうだ。彼は3,000人の観客を集めたヘヴィメタルバンドのコンサートに行き、メンバーへ猛アピールしてステージに上げてもらうと、磨き続けて来た自慢のギターテクを披露。メンバーたちとのセッションで観客の大歓声を浴び、さらにその様子を父親が撮影した動画も大きな注目を集め、いま話題のギター少年になっている。

米放送局ABC系列KETVや米紙カンザスシティ・スターなどによると、注目を集めているのは、ネブラスカ州パピリオンに住む11歳のエイダン・フィッシャーくん。昨年12月19日、彼は父クリスさんに連れられて、ミズーリ州カンザスシティで行われたへヴィメタルバンド「スティール・パンサー」のコンサートへ出かけた。行く計画を立てたのは父親のほうで、このバンドが以前「呼び込んだ観客と演奏をした」ことを知っていた父は、ギターが上手な息子をアピールしてステージに上げさせ、「バンドと共演させたい」と考えていたそうだ。

そこでメンバーにステージへ上げてもらおうと、会場で「サッチェル(ギタリスト)にギターソロを挑戦したい」と書いたボードを掲げ続けた2人。その作戦は功を奏し、ライブ中に気付いたボーカルがエイダンくんをステージに引き上げ、彼は3,000人の観客を前にパフォーマンスをする機会を得られた。その様子を父クリスさんが撮影したのが、昨年12月23日付でYouTubeに投稿された「***Censored*** 11 year old Aidan Fisher with Steel Panther」(//www.youtube.com/watch?v=D79kxAaMf3I)という動画だ。

ステージに上がっても淡々と落ち着いた様子のエイダンくんが、大好きなヴァン・ヘイレンのデビューアルバム「炎の導火線」の収録曲で、ギタリストのエディ・ヴァン・ヘイレンが世に知らしめたとされるライトハンド奏法を駆使する「Eruption」を弾き始めると、子どもらしからぬ腕前を見せつけられた観客たちからは大歓声。さらに、日本でもCMで有名になった「You Really Got Me」と続いてメンバーたちも彼の演奏に加わると、観客たちも一緒に歌い出し、エイダンくんが完全にステージ上で主役となったのがよく分かる。

父クリスさんが「すごかった」と話す会場の雰囲気を味わい、「人生最高のひと時だった」と振り返ったというエイダンくん。そして今、ライブで見せた彼のパフォーマンス動画は約200万回(1月10日現在)もの再生回数を記録しており、今度はネット上で多くの人を魅了しているようだ。

現在はギターを習いながらライブ活動を重ねているという彼は、いずれ大好きなヴァン・ヘイレンのコピーバンドを組んで活動し、いつかは「本物のヴァン・ヘイレンに入って演奏したい」との夢を抱いているという。

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