街のバーで泥酔したら島にいた、いつの間にか長距離泳ぐも記憶なし。

2014/01/04 12:24 Written by Narinari.com編集部

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飲み過ぎるとさまざまな問題を起こしかねないお酒。周りに迷惑をかけないためにも、そして変な事件や事故に巻き込まれないためにも、常に冷静な判断ができる状態を保てる程度の量で楽しんでもらいたいところだが、米国のある男性は先日、酒を飲み過ぎて自ら起こした騒ぎが新聞に報じられる結果を招いてしまい、恥を晒してしまったようだ。

米紙ザ・ポスト・アンド・クーリアーや米ニュースサイトのRYOTニュースによると、問題の騒ぎを起こしたのは、大西洋沿岸にあるサウスカロライナ州チャールストンに住む35歳の男性。昨年11月3日、仕事を終えてバーレストランに入った彼は、余程おいしく感じたのか「大量の酒を飲み始めた」という。そして、当たり前のように途中から泥酔状態となって意識が途切れ、自分でも知らないうちに店を出ると、騒ぎとなる奇妙な行動を起こした。

家の方角へ向かった様子の男性は、差し掛かった川でなぜか橋を渡らずに水の中へと進入。「本当に長い時間、泳ぎ続けた記憶はある」と話した彼は、入水地点の特定はされていないものの、1マイル(約1.6キロ)から3マイル(約4.8キロ)という距離を泳ぎきり、川の中に浮かぶ島に上がったようだ。しかし、米国でも比較的南に位置しているサウスカロライナ州でも、11月上旬ともなれば夜は10度以下にまで気温が落ち込むとあって、寒さに震えた彼はそこでようやく多少の意識を取り戻したという。

バーで飲んでたはずが、気付いてみたら島の上。依然、完全に酔いが醒めていなかった男性は「方向感覚を失って」身動きが取れず、それから数時間ひたすら「コートか毛布をくれ」とあてもなく大声で叫び続けていたという。そんな彼の願いが通じたのは、すっかり陽も昇った翌朝8時頃。島の上にかかる橋を歩いていた通行人が、彼の存在に気付いて沿岸警備隊に連絡したとされ、現場に向かった係員は「胎児のように丸まって、波打ち際に浮かんでいた」男性を救助したそうだ。

そのまま病院へと運ばれた男性には「大きなけがもなかった」そうで、幸い大事には至らなかった様子。その後の聴取で、彼は「バーからどう行って川へ入ったのか覚えていない」と話しており、そんな泥酔状態で長距離を泳ぎながら溺れなかっただけでも良かったのかもしれない。ただ、情けない行動で自分を苦しめる事態を招いた上、報道されて世界に恥をも晒す羽目となった彼は、しばらく酒を控えた方が良さそうだ。

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