1年間ずっと1日3食スタバ生活、辛い時間もブログ読者を想い諦めず。

2013/12/31 14:53 Written by Narinari.com編集部

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米国のある女性は2013年の1年間、毎日、自分に課したチャレンジを続けていた。彼女が行っていたのは、毎日の食事をすべてスターバックスの商品だけで済ませること。日本でもスターバックスは特に女性からの支持が高いが、さすがに毎日朝昼晩と1年間も続けるのは、かなり大変だったようだ。

英紙デイリー・メールや米放送局ABCなどによると、“1年間スタバ生活”を行ったのは、スターバックスが1号店を開業した街としても知られるワシントン州シアトルに住む、ビューティフル・イグジステンスさん。日本語なら“美しい存在”と訳せる変わった名前は「法的に改名した」という彼女の本名だ。そんな彼女、実は2011年から1年間チャレンジを始めるようになり、最初は必要な物をすべてリサイクルストア「グッドウィル」だけで買い物をする挑戦を、2012年は育児専門誌「ペアレンツ」だけしか読まない挑戦を行い、それぞれやり遂げている強靱な精神の持ち主でもある。

もともと怖いもの知らずな性格で、知らないことを学ぼうとする姿勢が強いと話すほど好奇心が強く、現在は2児の母でありながら大学院にも通っているというイグジステンスさん。そんな彼女が2013年のチャレンジに選んだのは、地元が誇る世界的企業のスターバックスだった。

“私の家”と話すほど通い慣れた店で、彼女はラテやサンドイッチといった定番から、ジュースやサラダ、オートミールにパニーノ(イタリア風サンドイッチ。パニーニ)まで、メニューの中で組み合わせを考えながら毎日朝昼晩の食事を買い続けた。また、スターバックスが2011年に買収した「エボリューション・フレッシュ」ブランドのフルーツジュースやスムージーも愛飲していたようだ。

その姿勢はいつもの日常生活の間に限らず、家族とどこかへ出かけた際や、誕生日やクリスマスといったイベントの日でも徹底。主に毎週金曜日には、その週にあった出来事などを交えながらスタバ生活の報告をブログに掲載する、というのが彼女の日課だった。

始めて間もなく米国の一部メディアで紹介されて注目を集めたおかげもあって、スターバックス関係者からも「素晴らしい」と称賛を受けた彼女の挑戦。しかし大方の予想通り、数か月も経つと何度も味わった食べ物や飲み物に飽きを感じてしまったそうで、途中には「終わりに向かって集中するだけ」と耐える時間もしばしばあったという。それでも、自分で決めたスタバ生活をブログで報告している以上、彼女は大して読まれていないと思いながらも、読んでくれている人との関係性を大事にしていたといい、それが諦めずに続けられた大きな要因になっていたそうだ。

そうこう続けて迎えた2013年の暮れ、ゴールを待ち侘びたように12月22日から毎日カウントダウンとする投稿をしたイグジステンスさん。この1年で、彼女が使った食費は1日およそ3,000円弱、合計で約100万円ほどに及んだと見られている。

彼女の挑戦に対する他人の評価はどうであろうとも、自分に課した目標を乗り越えた本人にとっては、また1つ人生に大きな自信を得たはず。恐らく、2014年になった直後は久々の普通の食事が楽しみで仕方ないだろうが、彼女が今度はどんなチャレンジに臨むのかも、大いに気になるところだ。

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