桐谷美玲がユルユル女子戦隊、福田雄一「女子ーズ」で迫力なき戦い。

2013/12/19 11:12 Written by Narinari.com編集部

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「勇者ヨシヒコ」や「コドモ警察」「HK/変態仮面」などで一躍ヒットメーカーとなった福田雄一監督の最新作「女子ーズ(ジョシーズ)」(配給:キングレコード)が、桐谷美玲を主演に公開されることが決定した。

「女子ーズ」は、福田監督が「これが作りたい!」と、長年構想を練っていた、“戦隊ヒーロー+女子”のオリジナル脚本のヒーローコメディ。戦隊物に欠かせないコスチューム、怪人、秘密基地、そして巨大ロボまでもが、「勇者ヨシヒコ」で培われた、細部へのこだわりとハンドメイド力をさらにグレードアップした“福田雄一クオリティ”で登場する。

そして、福田監督が長年の人生経験から学んだ、不条理かつ理解を越えたもの“女子”を描くにあたり、それぞれに女子特有の個性が与えられたヒロインたちを束ねるリーダーのレッド(赤木直子)役として桐谷を起用。キャリア志向で仕事も忙しいのに、なぜか悪の怪人との戦いにも張り切ってしまう生真面目なレッド役で、戦隊物に欠かせないヒーローコスチュームに身を包み、特撮ヒーローの聖地ともいえる、採石場での格闘アクションにも初挑戦している。

今回の出演について桐谷は「戦隊ヒーローというとどうしても男子のイメージがつよいですが、女子だってヒーローになれるんだ!って嬉しかったです。共演者も同世代の女の子たちだったので現場では女子トークで盛り上がり、チームワークもよく、作品にもそれが反映されてると思います」と嬉しそう。

また、ヒーローコスチュームについては「実はすごく嬉しかったです!小さい頃から弟と一緒に戦隊ヒーローのテレビをみていたので、装着した瞬間はテンションあがりました!かっこいいポーズができるように何度か練習しました(笑)」と、やはり大喜びだ。

そして福田監督は今回の企画について「うちの嫁が大変ワガママで、社会人経験がなく、協調性のない女性だったため、こんな女が戦隊を組んだら面白い事になるだろうなと思ったのが、事の発端です」と、そもそものきっかけを語る。実際に撮影した内容は「ロケは子供の頃からテレビで見続けていた、おなじみの採掘場でわがままを言ってやらせて頂きました。コスチュームデザインもカッコ良くもとても美しくてかわいい出来になっています。怪人たちも、予算が少ないながらにしっかりした物を作って頂きました。大したアクションシーンがないのがポイントです」と見どころ(?)を語った。

さらに桐谷の印象については「以前ドラマでご一緒した時に、こんなかわいい女子が存在するんだなという印象を強く持ちましたが、5年経った今も変わらぬ美貌と無邪気さが何も変わる事なく成長されていたのが一番の喜びです。ユルユルな女子戦隊もののリーダーという役に応え、足下がガクついたキック、全く迫力のないパンチ、どれもこれも理想に描いたレッド像でした。現場でおにぎりを抱えて寝ていたのが印象的です。今度、よく行くとおっしゃっていた1人カラオケにご一緒したいです」とのことだ。

現在、完成に向けて本編編集中の本作は、2014年初夏、新宿バルト9ほか全国公開の予定。


☆「女子ーズ」ストーリー

光と闇が一心同体であるように、この世に悪がある限り、必ず現れる正義の味方。世界征服を企み、地球に襲いくる邪悪な怪人を倒すため、“名字に色が入っている”というただ一つの理由で司令官チャールズの元に集められた5人の女たち。

過剰に真面目なレッド、かなりギャルなブルー、すこぶるお嬢なネイビー、極めて貧乏なイエロー、 夢見る劇団員グリーン。不本意ながら“女子ーズ”となった5人は、いきなりの展開に疑問を感じながらも、全員が揃ったときに繰り出す無敵の必殺技“女子トルネード”を武器に怪人との戦いに挑む!

しかし、恋に仕事に、美容にヤボ用と、なにかと多忙な女子たちはなかなか揃わない。なぜなら女子とは、そういうものだからである……。

果たして、次々と現れる怪人たちを倒し、片手間で世界の平和は守られるのか!?

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