妻から渡された感動の絵手紙、夫が入院中の心情をユーモラスに描く。

2013/11/25 10:38 Written by Narinari.com編集部

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体調を崩し、ちょっとした入院生活を送った米国の男性は先日、退院して家に帰ると、妻から手紙を渡されたという。それは入院中に妻がイラストを交えて書き溜めていた13枚の手紙。その内容に感動した男性がネットに公開して紹介したところ、心配する妻の気持ちがよく分かる内容が多くの人の心を捉えたようだ。

英紙メトロなどによると、この男性は米国在住のライアン・ロブソンさん。もともと免疫力が高くなかった彼は、先日、外出先での食事が原因でウイルスに感染してしまい、緊急入院する事態になった。幸いにも症状は重くなかったようで、数日の入院で回復し無事退院。そして家に戻ったとき、妻から渡されたのが今回話題になっている手紙だ。

11月17日に画像共有サイト「Imgur」に公開された「Welcome Home Darling」(//imgur.com/a/FO2Pk#0)。タイトルの通り、帰りを待っていた妻がイラストを交えて、入院した夫に対する素直な想いを込めた手紙だ。愛する夫が入院している間は「永遠のように感じた」と始まる妻の手紙は、いわば“絵手紙”“絵日記”のようなスタイルで書かれていて、病室内での彼の様子や看護婦とのやり取りなどもユーモラスに振り返っている。

一方で、外を見ながら想いに耽る絵を描いたり、自分にとって「マクドナルドは砂漠のオアシスだった」と記したりと、看病中に抱えていた不安や不満を吐露する言葉も。入院して4日目に書いたと思われる1枚には、2人の子供からいろいろと聞かれてイライラも募ったのか「ひどい4日間」とも書かれているが、入院して嫌なことばかりだったというわけでもないようだ。1人で看病に出向いたときは「ミニデートのようだった」と、彼に会える喜びで高まる気持ちを表し、子供たちが見舞いに訪れたときは「面白かった」と幸せな家族だと再認識したかのように描かれている。

それでも夜に1人病室で過ごす夫のイラスト場面では、自分も寂しさを募らせていたと暗に伝える妻。退院の連絡を受けた場面では「FINALLY(やっと)」の単語だけ大きく書かれていて、どれほどの喜びようだったかを表している。

そして最後の1枚には、2人が抱き合うイラストと共に「早く会いたい」の一言。この手紙を読み終え、感動したロブソンさんは妻の前から一度離れると「声を上げて泣いた」という。そこで彼が「他の人にも見てもらいたかった」とImgurに投稿したところ、数日で23万ビューを記録したとされ、多くの人がこの夫婦が育んだ深い愛情に触れ、心を打たれているようだ。

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