大友良英「あまちゃん落第生」、全67曲のサントラ第3弾発売で心境。

2013/11/20 06:00 Written by Narinari.com編集部

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NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」のサウンドトラック第3弾「あまちゃんアンコール」(通常盤3,200円/税別)が、12月25日のクリスマスに発売される。今回は2枚組、全67曲という大ボリュームで、大ヒットを記録した「あまちゃん オープニングテーマ」や「潮騒のメモリー」「暦の上ではディセンバー」「地元に帰ろう」のインスト別バージョンに加え、サウンドトラック1、2では収まりきらなかったドラマの名シーンを彩った数々の楽曲を収録した。

「あまちゃん」の音楽を担当した大友良英は、本作を振り返り、サントラ第3弾発売に至った心境をこう語っている。

「あまちゃんはお祭りだったんだと思います。震災後、なにかをやれば不謹慎といわれ、とくに被災地の人が楽しいことをやるのに、なんとなく、やりにくさみたいなものがあったときに、やっとみんなが世代や住んでる地域も越えて一緒に笑えるようになったお祭りみたいなもんだったんだと思います。

東北からこんな祭りが生まれたこと、アキちゃん風に言えば、たいしたもんだと思います。東北弁の女の子があんなにかがやいて生き生きとし、東北の人だけじゃなく、日本中の人たちがよってたかってその祭りをもりあげたってことが、これまたすげえことだと思います。この時期にこんなお祭りがあって、ほんとうによかったとも。あまりにも祭りが楽しかったおかげで、音楽をつくっている人間もあまロスになってます。

普通なら、ドラマが終わったら振り返ることもないのですが、反響が大きかったおかげで、ラジオやテレビ、雑誌や本で、あまちゃんのことを度々語ることになり、番組終了と同時に『大友良英&あまちゃんスペシャル・ビッグバンド』のコンサートツアーで全国各地にいくことにもなりで、あまちゃんからなかなか離れることが出来ません。

出演のみなさんもスタッフのみなさんもとっくに次の現場に行ってるのに、なんだか卒業のタイミングを逃してしまった落第生みたいです。でも、おかげで、みなさんと一緒にあまちゃんの余韻を楽しむようにコンサートを楽しんだり、こうしてサントラの第3弾をつくることが出来ました」

最終的に200を超える曲を書き、300以上のテイクを録音したという「あまちゃん」。その中から67曲を、大友による全曲解説付きで収録する。そして、今回はサウンドトラック1&2を一緒に収納出来る“あまコレBOX”付きコレクターズエディション(3,500円/税別)も同時発売。こちらは初回生産限定なので、欲しい人はお早めに。

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