マンU対アーセナル戦で人生狂う、“車と妻”“自宅”を賭けた男たち。

2013/11/19 18:43 Written by Narinari.com編集部

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イングランドのプレミアリーグと言えば、有名選手が多く所属する強豪チームがひしめき、世界のサッカーファンの間でも人気の高いリーグの1つ。11月10日に行われたマンチェスター・ユナイテッドvs.アーセナルの一戦などは、マンU所属で先発出場を果たした香川真司選手を応援する日本人ファンも少なくなかっただろうが、欧州屈指の強豪チーム同士の戦いとあって、この試合には世界中のファンから熱い視線が注がれていた。そうした中、この一戦の行方を尋常ならぬ思いで見守っていた両チームの男性ファン2人が、アフリカのウガンダにいたという。

英紙ロンドン・イブニングスタンダードやウガンダ紙ザ・オブザーバーなどによると、この2人はウガンダ南東部の街イガンガに住む、マンUファンとアーセナルファンの男性2人。結果によっては、両チームとも今後の勢いに少なからぬ影響を及ぼしかねない重要な一戦を前に、それぞれのチームを応援していたこの2人は、試合の勝敗を巡って賭けを行うことになったという。しかも大好きなチームの勝利を信じて疑わない2人は、常識では考えられないような自身の所有物を、お互いの賭けに出したそうだ。

近年はなかなか結果を出せていなかったものの、今年はマンU戦前までに行われた10試合で8勝を挙げ、リーグで首位を走っていたアーセナル。そんな好調を維持するチームを応援していた男性は、自信の裏打ちだったのか、3人の妻と5人の子どもを養っていた、寝室が2つある自宅を賭けに出した。

するとマンUファンの男性も、名将アレックス・ファーガソン元監督が引退した影響もあるのか、なかなかチームの調子が上がらず不安はあったであろうにも関わらず、乗っていたトヨタ車「プレミオ」に自分の妻まで付けて応じたという。

2人の賭けは、地元のリーダーや数人の住民が見届け人となって書類まで用意するなど、厳格な手続きまで行って成立。そして2人にとっては極めて重要な一戦は行われ、イングランド代表ウェイン・ルーニー選手のコーナーキックに、オランダ代表でエースストライカーのロビン・ファン・ぺルシ選手が頭で合わせて1点をもぎ取ったマンUが、アーセナルの得点を許さず勝ちを収めた。アーセナルは首位をキープしたものの、これでマンUは5位に浮上。世界のプレミアリーグファンにとっては、今後が俄然楽しみになる結果となった。

しかし、この試合で今後の楽しみどころか目の前の生活まで真っ暗になったのが、賭けに敗れたアーセナルファンの男性。負けを知って「意気消沈していた」という男性は翌朝、賭けを知っていた「数人のマンUファン」に家を襲撃され、そのまま家族共々自宅から追い出されたという。

サッカーや野球など、大好きなチームや選手を熱狂的と自認するほど応援している人は日本でも少なくないだろうが、この男性のように自分の生活に大きな影響を与えるほどのめり込まないよう、くれぐれも注意していただきたい。

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