「ハート型レモン」の収穫量UP、新たな型枠の開発で大幅に向上。

2013/11/17 07:05 Written by Narinari.com編集部

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輪切りにするとハート型のかわいい形になる「ハート型レモン」が、国内で唯一、広島県のJA三原柑橘事業本部で生産されているが、このたび新たな型枠が開発され、収穫量アップに成功したそうだ。

主に業務用や贈答用として販売され、観光キャンペーン「おしい!広島県」のポスターデザインにも採用された「ハート型レモン」。しかし、生産現場では、型枠を付けても半分程度の果実しかハート型にならず、出荷できない課題があった。

そこで県立総合技術研究所西部工業技術センターでは、この課題を解決するため新たな型枠を開発。今年7月から生産現場に導入したところ、出荷できる果実の割合が8割以上に向上したという。

また、形が良くなったため、ハート型の輪切りがとれる部分も大幅アップ。作業面でも、型枠の設置時間が従来の4分の1と短縮された。

生産者からは「形もよく、作業しやすくなった」と高い評価を得ており、今後はこの型枠により、ハート型レモンの生産・販売拡大を目指していくという。

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