フジテレビのスポーツニュース番組「すぽると！」は11月15日、日本ハムから戦力外通告を受けた二岡智宏内野手（37歳）が「現役を引退する」と伝えたことについて、誤りを認め、番組冒頭で謝罪した。

同番組キャスターの田中大貴アナは番組冒頭で「昨日の放送の中で、プロ野球・二岡智宏選手のことを『現役を引退する』とお伝えいたしましたが、正しくは『今後の進路はまだ決まっていない』ということです」と訂正。そして「二岡選手並びに関係者の皆様に大変ご迷惑をおかけいたしました。お詫びいたします」と謝罪した。

「すぽると！」は14日の放送で、「プロ野球から去る男たち 2013 それぞれの引退」と題した特集を放送。今シーズンをもって引退するヤクルトの宮本慎也内野手や西武の石井一久投手、中日の山崎武司内野手、広島の前田智徳外野手、阪神の桧山進次郎外野手、ソフトバンクの斉藤和巳投手らにスポットを当てたVTRを放送した。

VTR明け、スタジオに出演していた仁志敏久氏が宮本選手との思い出を語ると共に、「VTRにはなかったんですけど、二岡くんがですね」と、二岡選手に言及。「今年で現役を引退します」「彼はジャイアンツ時代に一緒にプレーして、本当に僕らの弟分的な感じで、みんなに可愛がられる存在だったんです」「今後に期待したいと思います」などとコメントしていた。

なお、仁志氏の発言中に流れていた二岡選手のプレーシーン映像には“引退”の文字はなく、“来季以降未定”となっていた。

二岡選手は10月3日に日本ハムから戦力外通告を受け、球団を通じて「このような形になって、今後他球団からお話をいただくチャンスがあれば、聞かせていただきたいと思います。ただ現状は体のこともあるので、現役を続行するか否かに関しては、今後自分なりにもう少し考えて結論を出そうと思います。5年間、ファイターズとファンの皆様にはお世話になり、感謝いたします」とコメント。現在までに、来季の進路についての発表はない。