“見えないトイレ”込めた意味、11月19日に昭和記念公園で展示へ。

2013/11/14 14:27 Written by Narinari.com編集部

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初の国連「世界トイレの日」となる11月19日、日本ユニセフ協会は「多くの子どもの命を奪っているトイレの問題」を日本でも広く知ってもらうために、東京・立川の昭和記念公園に“見えないトイレ”を設置する。

トイレを使えることが当たり前の日本。しかし、世界ではいまだ25億人(=3人に1人)がトイレを使えない状況だ。そして、トイレのないところでの25億人の“用足し”が、病気を引き起こすさまざまな細菌などを含んだ排泄物を拡散させ、多くの幼い命を奪っているという。

国連総会は今年の7月、そうしたトイレにかかわる問題への人々の意識を高め、問題解決に向けた国際社会の取り組みを加速させるため、11月19日を「世界トイレの日(World Toilet Day)」に定めた。

昭和記念公園に設置されるのは、3つの個室が並ぶ“見えないトイレ”。中央の扉を開けると、そこには本来“あるはず”の便座は無く、目の前には「『トイレがあるのは当たり前』だと思っていませんか?」のメッセージが掲げられている。便座が地面に埋まり、草と土がむき出しのこの個室は、屋外を“トイレ”として使う人たちのトイレ、すなわち“見えないトイレ”を表現しているというわけだ。

展示では、実際に個室内に入ることもできる。展示日時は19日9時30分〜16時30分。

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