ECサイトが1日で5700億円売上、中国の記念日特別セールで驚愕の数字。

2013/11/13 17:41 Written by Narinari.com編集部

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中国で「光棍節(独身者のための記念日)」を迎えた11月11日、今年も数多くのECサイトで大々的なセールが行われた。中でも同国B2C(企業-個人消費者の取引)市場で圧倒的シェアを誇る「天猫(Tmall)」では、1日の売上が350億元(約5,700億円)突破という記録的な数字を見せたと話題を呼んでいる。

中国最大のECサイトとして有名なアリババグループが運営する「淘宝(タオバオ)」は、C2C(個人消費者-個人消費者の取引)の「淘宝網(タオバオワン)」とB2Cの「天猫(Tmall)」の2つに分けられているが、急速な経済発展を続ける中国ではB2C市場が伸び盛り。中でも2008年にオープンした「天猫(Tmall)」は、中国内B2C市場の6割以上を占めると言われる巨大なB2Cサイトだ。

同サイトは2009年から「光棍節」に合わせたセールを開催しているが、2012年の「光棍節」1日の売上は132億元(約2,150億円)。2011年も52億元(約850億円)を記録しており、今年はどんな数字をはじき出すのか大いに注目を集める中でのセールスタートとなった。

すると、セールが開始された11月11日0時からわずか1分間で1.17億元(約19億円)、10分も経たないうちに10億元(約162億円)を突破し、13時の時点で昨年の記録を超えてしまう。そして、最終的にセール開始から24時間が過ぎた11月12日0時には350億元(約5,700億円)という驚愕の数字をはじき出すことになった。

最終データではないものの、店舗別売上なども発表されており、店舗別1位は“中国のジョブズ”こと雷軍氏率いる北京小米科技が販売しているスマートフォン「小米」の公式サイト(5億4,968万元=約90億円)。2位は山東省青島を本拠とする家電メーカー「ハイアール」(1億7,568万元=約29億円)、3位はアパレル企業の駱駝服飾の「キャメル」(1億5,948万元=約26億円)となった。日本の「ユニクロ」も6位にランキングされており、1億1,980万元(約20億円)の売上。なお、品別売上では1位〜4位まですべて「小米」のスマートフォンが占めている。

地域別売上では1位が浙江省(32.07億元=520億円)、2位が広東省(31.29億元=510億円)、3位が江蘇省(29.27億元=477億円)。中国内陸外からの売上も発表されており、1位香港、2位アメリカ、3位台湾で、日本も7位にランクインした。

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