「巨大カフカくん」ギネス認定、大きなキャンディの塊を削って制作。

2013/11/13 10:37 Written by Narinari.com編集部

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ロッテは11月13日、ソフトキャンディ・カフカで作られた「巨大カフカくん」が、「LARGEST CHEWY CANDYカテゴリ」で、世界で最も重いソフトキャンディ(かめるキャンディ)のギネス記録に認定されたと発表した。

認定されたのは10月30日で、現場には、カフカで制作された「巨大カフカくん」が登場。ギネス世界記録の公式認定員、計量士によって、厳しい審査のもとに測量が行われ、見事に238.25kgの世界記録を達成した。

238.25kgという重さは、1個約3.5gのカフカ約68,071個分に相当。サイズは高さ約73センチ×幅約73.2センチで、周囲約2メートル55センチだという。

今回のギネス世界記録について同社のガム・キャンディ研究部・藤本一郎氏は「このお話を初めて聞いたとき、最初は研究の立場として不安でいっぱいでした。というのも、入社以来10年間ソフトキャンディの開発に携わってきましたが、通常のソフトキャンディであれば、その柔らかさのために形を保つことができませんし、保形性をあげると食感が硬くなり、とても食べられなくなってしまいます。しかし、『歯につきにくい』『かめばかむほどミルクのおいしさが味わえる』という特徴をもったカフカであれば、その『硬くて柔らかい』独特の食感を生かして達成できる可能性があるとも感じていました。完成したカフカくんを見て、エアイン製法などのロッテの独自の技術が存分に発揮された結果だと感じて、非常に嬉しかったです」と、「巨大カフカくん」を技術的な側面から解説。

また、造形を担当したスタッフは「私達は、様々な立体造形物を作らせていただいていますが、食材を使ったものはあまりないのでお話をいただいたときは本当にできるのか不安でした。最初は粘土のように形作ろうとしたのですが、思ったよりもしっかりとした素材だったので大きな塊を最初に作って彫刻のように削っていくことにしました。特にカフカくんの顔のバランスをとるのが難しかったので、最初に唇の位置を決めて顔を作っていきました。またソフトキャンディは、温度や湿度によって形が崩れてしまうので、温度・湿度管理を行うのに苦労しましたが、10日間3〜5人がかりで制作し、無事に完成したので嬉しいです。カフカくんというかわいいキャラクターで、世界記録への挑戦でしたので、楽しく参加させていただきました」と、苦労も多い制作工程だったことを明かしている。

なお、制作に使用したカフカは「認定式後1週間以内に関係者でおいしく頂きました」とのことだ。



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