ある“特異な才能”を持った10歳の男の子が、欧米のネットで話題を呼んでいます。

この少年はスコットランドに住んでいるキャメロンくん。YouTubeに投稿された「My 10 year old son talking backwards fluently」という4分半ほどの動画に登場する彼は、何やら不思議な発音の言葉を、手に持ったiPadのマイクに吹き込みます。そして、直後にiPadのアプリで逆再生された彼の言葉を聞いてみると、きちんと「僕の名前はキャメロン、スコットランドに住んでいます」と聞こえてくるのです。

その後も、カメラで撮影している父親が言う文章を、次々と瞬時に逆さまで発音し、iPadで逆再生していくキャメロンくん。抑揚がちょっとおかしいかな？ と感じる文章もありますが、そこもiOSの音声アシスタント機能「Siri」のようでご愛嬌です。

この動画が投稿されたのは今年4月ですが、今月に入ってから米ソーシャルサイトのRedditで紹介されると、瞬く間に再生回数がアップ。寄せられたコメントの中には「練習したのを、あたかも瞬時に発音出来るように演じているだけ」という彼の特技の信憑性を疑う声もありますが、それでも多くは「凄い才能だ」「逆再生してもきちんとスコットランド訛りが出ている！」「これ、なんだか暗号に使えそうな特技だね」と絶賛しています。

ちなみに、YouTubeの説明文によると、キャメロンくんの家族もこの特技は全く知らなかったようで、ビデオが撮影された日の数日前になって初めて気がつき、大変驚いたそうです。