“クモ嫌い”の耳にクモが突入、取り出したクモがさらに顔駆け回る。

2013/11/06 17:08 Written by Narinari.com編集部

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平穏な日常を過ごしていても、災難というのはいつどんな形でやってくるか分からない。先日、英国のある男性は仕事をしようとジャケットを羽織ったとき、災難に襲われたという。ジャケットに付いていたのか、小さな“毛深い”クモが彼の耳の中に入っていったのだ。小さい頃からクモ嫌いだった彼は、耳から出せない状況に慌て、すぐさま病院へと直行。ところが何とかなるはずだった病院で、彼はさらにちょっとした受難に遭う羽目となったそうだ。

英紙デイリー・スターやメトロなどによると、クモの災難に遭ったのは、英南部の街ロックスウッドで暮らす42歳の彫刻家、グレアム・ラファーさん。クモが自分の耳に入って来て「ぞっとした」と話す彼は、小さな頃の体験からずっと「クモが苦手」だったそうで、普通の人でも慌てる状況に一層の恐怖心を感じたようだ。小さなクモは素早く奥へと入り込んでしまい、自分の手には負えないと悟った彼は何とか取り出してもらおうと、すぐに病院へと向かったという。

そしてラファーさんの耳を見た医者は、ピンセットを用意。中にいたクモを確認してすんなり取り出したそうで、彼に起きたハプニングは一件落着となったはずだった。ところが、体長約2.5センチのクモも捕まってなるものかと、逃げ回るのに必死。クモは耳から出された瞬間、挟まれたピンセットから上手に逃げ出し、ラファーさんの顔の上を素早く駆け抜けると、今度は左の鼻穴の中を駆け上がっていったそうだ。

その間を「一瞬の出来事だった」と話すラファーさん。思わぬ“二次被害”で鼻血も出だし、看護師までもが恐怖心からパニックになっていたといい、小さなクモ1匹は診察室に大きな混乱を巻き起こした。その後、彼は鼻の奥へ入ったところを口の方へ出して吹き飛ばし、散々体の中に入り込んだクモをようやく排出。出て来たクモの姿に「恐ろしい思いがした」という彼は、結局自分で騒動の幕引きを手繰り寄せる形となった。

今回の出来事で、「クモに対する恐怖心は克服していたと思っていたけど、また蘇りそう」と話しているラファーさん。二度と同じ恐怖を味わいたくないと、新たなトラウマを抱えてしまった彼は今、どの服を手にとってもクモが付いていないか「間違いなく慎重に調べた上で」、こわごわと着ているという。

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