「ほこ×たて」打ち切りが決定、出演者告発の“不適切演出”認める。

2013/11/02 03:40 Written by Narinari.com編集部

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フジテレビは11月1日、番組出演者による“不適切な演出”の告発を受け、放送休止していたバラエティ番組「ほこ×たて」について、番組を終了すると公式サイトで発表した。

発表では、まず、「10月20日放送『ほこ×たて2時間スペシャル』の『どんな物でも捕えるスナイパーVS絶対に捕えられないラジコン』の中で、出演者の方からご指摘頂いた収録の順番や、対戦の運営に関する経緯は、大筋において事実であり、不適切な演出があったことが社内の調査で確認されました」と説明。

さらに「同じ出演者の方からご指摘頂いた2011年10月16日放送分『どんな物でも捕えるタカVS絶対に捕らないラジコンカー』と、2012年10月21日放送分『どんな物でも捕える猿VS絶対に捕えられないラジコンカー』中でも、不適切な演出と、動物に対する配慮に欠けた撮影が行われていたことが確認されました」と、調査の結果を公表した。

これを踏まえ、「視聴者の皆様の期待と信頼を裏切る行為が確認された以上、真剣勝負を標榜している番組の継続は不可能と判断し、今後の『ほこ×たて』の放送終了を本日決定致しました」と終了を報告。BPOの放送倫理検証委員会にも報告書を提出し、引き続き調査を進め、再発防止を徹底していくという。

「ほこ×たて」は、“矛”と“楯”の故事である“矛盾”になぞらえ、相反するもの同士を対決させ、その“矛盾”に白黒つけるバラエティ番組。特番を経て2011年に月曜23時台のレギュラー番組となり人気を博し、その後、日曜19時台に昇格した。「絶対に穴の開かない金属vs.どんな金属にも穴を開けられるドリル」「絶対に開かない金庫vs.最強の金庫開け職人」などの人気企画がある。

タカアンドトシ、大島優子(AKB48)、東野幸治、中山秀征、ピース、藤森慎吾(オリエンタルラジオ)らが出演していた。

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