今週11月4日付けのオリコン“本”ランキングBOOK（総合）部門では、猫に関する書籍が好調。まず猫の写真と人生で「大切なこと」を学ぶことができるフレーズで構成された水野敬也、長沼直樹「人生はニャンとかなる！−明日に幸福をまねく68の方法」（10月21日発売・文響社）が週間売上1.6万部で5位に初登場した。

また、先週100位圏外から18位に急上昇した、ツイッターで評判となった子猫「わさびちゃん」の写真集「ありがとう！わさびちゃんカラスに襲われた子猫は天使になった」（9月30日発売・小学館）が今週さらに上昇し、週間売上1.3万部で7位と初TOP10入りを果た
している。

「人生はニャンとかなる！〜」は、昨年12月に発売された犬の写真＋フレーズで構成された「人生はワンチャンス！」（文響社）に続く猫バージョン。68枚の猫の写真と、その写真にマッチしたキャッチコピー、さらに272個の偉人の逸話・格言が掲載されており、人生で大切な教えが学べる新しいタイプの自己啓発本となっている。

今回の5位初登場により、ジャンル別「ビジネス書部門」と「自己啓発本部門」では1位を獲得した。

「ありがとう！わさびちゃん〜」は、カラスに襲われ大けがした子猫のわさびちゃんと、そんなわさびちゃんを保護して看病した飼い主家族との87日間を綴った写真集。飼い主家族の「母さん」がツイッターでその様子を公開したところ一躍人気となり、本作の発売が決定。わさびちゃんのかわいさだけでなく、命の大切さを訴える作品としても注目され、多くのメディアが紹介しており、先週は「とくダネ」（フジテレビ系）や「ZIP！」（日本テレビ系）などでも取り上げられた。

かわいい動物の写真はそれだけで人を和ませるが、この2作には自分の人生や生きる大切さを考えさせてくれる、といったさらなる要素があり、それが他の作品と一線を画しTOP10入りする程の人気となったようだ。