“たらこスパの元祖”が60周年、「壁の穴」が記念イベントを開催中。

2013/10/21 15:12 Written by Narinari.com編集部

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スパゲティ専門店の老舗「壁の穴」が、昭和28年(1953年)に「Hole in the Wall」として開店以来、今年で60周年の節目を迎えた。

「壁の穴」は昭和28年、新橋・田村町にわずか6坪のスパゲティ専門店として誕生。以来、日本人の味覚にあうスパゲティを独自に研究し、「たらこ」「うに」「納豆」など、さまざまな日本の食材を使ったメニューを開発した。ここから、やがて“和風スパゲティ”として日本に広まっていったメニューはいくつもある。

特に日本の定番メニューとなった「たらこスパゲティ」は、常連客のリクエストをもとに「壁の穴」の店主が開発したというエピソードがよく知られている。

同店公式サイトにあるコンテンツ「オリジナル・メニュー誕生ものがたり」によると、かつてイタリアに住んでいたことがあった常連客の音楽家が、あるとき「これでスパゲッティをつくってくれ」とキャビアの缶詰を持ち込んだ。それが美味しいと評判になり、「もっと手頃なもので代用できないか」と研究を重ね、たどりついた食材がたらこだった。そして海苔茶漬けからヒントを得て海苔をトッピングするなど独自のアレンジを加えて、昭和42年頃に「たらこスパゲッティ」が誕生したという。

そんな「壁の穴」も60周年を迎え、10月17日から12月15日までの60日間にわたり記念イベントを実施。復刻レジェンドメニューや60周年記念コースの提供、抽選会やスタンプラリーなどを開催中だ。

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