ダルがマイノリティ支援へ寄付、初の黒人メジャーリーガーの財団に。

2013/10/17 05:06 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手と、映画「42〜世界を変えた男〜」のモデルで、初の黒人メジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソン氏の妻・レイチェル夫人(91歳)が10月16日に都内で対面。ダルビッシュ投手は、才能を持ったマイノリティの若者たちに奨学金の交付を行う「ジャッキー・ロビンソン ファンデーション」に、永久欠番“42”にちなみ、42,000ドル(約415万円)を寄付した。

ダルビッシュ投手は「お会いできて光栄です。ジャッキー・ロビンソン選手がいたから僕らのメジャーリーグへの道が切り開かれたと思っています」と話すと、夫人は感慨深くうなずき、「ジャッキーも私もあなたのような外国人選手がメジャーでプレイしていることを誇りに思っています」と応えた。

そして「私の来日に合わせて会いにきてくれたの?」と夫人が聞くと、「それだけでなく、以前からロビンソン選手には敬意を深く評しており、このたびファンデーションに貢献できればと思い、寄付をさせて頂きました」とダルビッシュ投手が心の思いを伝え、それを聞いた夫人から「アメリカでも是非会いましょう」と再会を誓い合う言葉を掛けられ、ダルビッシュ投手は、嬉しそうにうなづいていた。

映画「42〜世界を変えた男〜」は11月1日(金)全国公開。


☆「42〜世界を変えた男〜」とは

史上初の黒人メジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソン(チャドウィック・ボーズマン)と、ハリソン・フォード演じる、球団ドジャースのジェネラル・マネージャー ブランチ・リッキーを中心に、白人選手以外に開かれることのなかったメジャーリーグ界の堅牢な門戸をこじあけ、世界に本当の自由を示した男たちの真実のドラマ。

舞台は1947年、ブルックリン・ドジャースのGMブランチ・リッキーは周囲の猛反対を押し切り、初の黒人メジャーリーガーとなる若者ジャッキー・ロンビンソンと契約。前人未到の道を切り開く。しかしジャッキーとブランチは一般大衆、マスコミ、さらに同チームの選手達からさえも執拗な糾弾を浴びることに。男たちの孤独で過酷な戦いが始まった。背番号「42」を背負ったジャッキーは並々ならぬ勇気と誇りで反撃しない自制心を貫き通し、彼の最高のプレーに、批判に満ちていたチームメイトやファンたちの心は、やがて1つになっていく。

1997年、背番号「42」は全球団で初の共通の永久欠番になった。またジャッキーがドジャースで初出場した4月15日は、各球団の全選手が背番号「42」のユニフォームを身につける“ジャッキー・ロビンソン・デー”として制定されている。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.