警察がおもちゃの車に警告書、父親驚くもユーモアとわかり笑い話に。

2013/10/16 14:17 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


米国のある男性は先日の朝、仕事に向かおうとガレージから車を出したとき、前を塞ぐように置かれた小さな車の存在に気が付いた。それは9歳と7歳の娘たちが愛用しているおもちゃの電動自動車。近づいてみると、バービーが描かれた鮮やかなピンクの車に「放置車両の撤去」を求めるオレンジ色の紙が残されており、娘たちのおもちゃが警察の取り締まりを受けたと思いビックリしたという。

米放送局CBS系列KUTVやABCなどによると、この一件は、ユタ州アメリカンフォークに住む男性宅でのこと。10月2日の朝、娘のおもちゃの車に残されていた警察の警告書は、放置車両を見つけた際に実際に使用されているもので、おもちゃの車は「車種ジープ、所有者バービー」とされ、具体的な発見日時や場所なども記載した状態で置かれていた。

おもちゃでも「警告受けるのか……」と動揺した男性は、まだ寝ていた持ち主の姉妹のもとへ急行。事情を聞いてみると、2人は前の日にバービーの車に乗って自宅前の車道で遊んだ後、電池が切れて動かなくなったため、その場に車を残して家の中に戻って来たと話したという。そこで、「姉妹が電動自動車を車道に放置した→警察に取り締まられた」と経緯を理解した男性は、本当に娘たちが警察の処分を受けるかもしれないと恐れ、すぐに警察へ連絡を入れたそうだ。

警察の話では、この日未明に周辺をパトロールしていた男性警察官が、車道に残された姉妹のジープを発見。彼は、姉妹のおもちゃが「盗まれたり事故に巻き込まれたりするかもしれない」と心配になり、車を家の敷地内へと移動させた。そのとき「自分がパトロールしていると知ってもらう」のに良い機会だとひらめいたという警察官。付近の住民たちにも、この地域は安全だと感じてもらうために、あえて姉妹のおもちゃに偽の警告書を残す「いたずら」をしてみたという。

もちろん警告書には、遊んだらちゃんと片づけるように姉妹へ注意を促す意味もあっただろうが、警察から「彼女たちには問題ない」と聞かされた男性はとにかく安心したとのこと。この話題は、放送局KUTVから全米へユーモアのある話として広まったようで、警察関係者は「警察が定期的にパトロールを行い、住民たちを気に掛けている事実が伝わって良かった」と話しているという。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.