バンジー24時間150回の新記録、制限時間に余裕も「足首痛い」と終了。

2013/10/09 16:47 Written by Narinari.com編集部

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今やアトラクションとして世界で広く楽しまれるようになったバンジージャンプ。足にゴムロープを付けて飛ぶだけというシンプルさだが、相当な高さから足を踏み出すにはそれなりの勇気を持たなくてはできない遊びだ。そんなバンジージャンプについて、豪州の男性は先日、24時間で150回飛ぶという従来の記録を大きく破るギネス新記録を達成した。

豪紙クーリアー・メールなどによると、新記録を作ったのはクイーンズランド州にある遊園地キングストンパーク・レースウェイ内で、バンジージャンプのアトラクションスタッフとして働く30歳の男性、ジェイ・フェニックスさん。ここでバンジーアトラクションを運営する「バンジー・オーストラリア」は、2010年まで同州ゴールドコーストにあるリゾートホテルで営業した後、今年4月からキングストンパーク・レースウェイ内に場所を移して再び営業を始めたそうで、今回の挑戦は「新たな広告獲得」を目的に企画されたという。

「自分はテストジャンパーなんだ」と言うだけあって、これまでに1,000回以上のジャンプを経験し、もはや飛ぶことに関しては何ら苦ではなかった様子のフェニックスさん。そんな彼に課せられたのは、「24時間以内に150回飛ぶ」という挑戦だった。

それまでのギネス記録は、2001年に南アフリカの男性が達成した「24時間で105回」というもの。彼らは、およそ10分に1回ずつ順調に飛んでいけば「たぶん達成できる」と150回に狙いを定め、あとは「天気と彼の体力次第で」それ以上の回数にも期待していた。

そして迎えた10月2日午前6時、晴れ渡る空の下でフェニックスさんは挑戦を開始。予定通り10分に1回のペースで飛び続けた彼の記録は、7時間が経過した午後1時の時点で55回に達し、新記録への道のりは余裕すらあったようだ。そして挑戦開始から13時間後の午後7時までに、彼は106回目のジャンプを終えて新記録を樹立。さらに約7時間半後の3日午前3時半まで飛び続けて150回に到達し、制限時間を2時間半残して挑戦を終えたという。

大幅に前の回数は超えたものの、記録を破ってからは飛ぶペースが落ちていて、その理由についてフェニックスさんは「足首がちょっと痛かった」と説明。それ以外は「順調だった」と話しているだけに、ロープを結び続けた足首への負担がペースダウンや終わりを決意する最大の要因になったようだ。それでも、彼の挑戦は地元ラジオ局が中継にあたったそうで、結果的に広告募集のアピールと新記録も達成でき、運営元は大いに満足な結果を得られたに違いない。

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