杉本彩の“人生最高の快感”は? 夫から○○で「ああ嬉しい、快感」。

2013/10/09 06:10 Written by Narinari.com編集部

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タレントの杉本彩が10月8日、ダニー・ボイル監督最新作「トランス」の公開記念イベントに登壇。“記憶、潜在意識”という本作のキーワードにちなみ、脳についての著作の多い医師・米山公啓氏と共に“オトナの脳活”に着目したトークを繰り広げた。

登壇した2人は、「トランス」の感想を聞かれると、米山氏は「過去に記憶に関係する映画はいろいろありましたが、これはものすごく面白い映画でした。催眠療法をうまく使って思いがけないラストへ向かいますが、催眠療法は実際に行われていることなので、あながちフィクションとも言えないと思いました」と答え、杉本は「油断できない展開でぐいぐい引き込まれました。体験したことのないトランス状態に陥るようなすごく面白い映画で、ゾッとするような恐ろしさもあり、とても楽しみました。私昔からヴァンサン・カッセルはアーティスティックな雰囲気ですごく好きです。あと、催眠療法士の役でロザリオ・ドーソンという女優さんが出ているのですが、彼女のミステリアスな雰囲気がとてもセクシーで好きになりました」と絶賛コメントを寄せた。

次に“オトナの脳活”イベントということで、記憶を司る脳について、米山氏からレクチャーがスタート。本作は失った記憶を探る映画でもあるので、杉本に思い出したくても思い出せない記憶を尋ねると「いっぱいありますよ〜。夫と出会って間もない頃に一緒にニューヨークに行ったのですが、向こうでいろいろなロマンティックな誓いを交わしたのに、それを私が全然覚えていなくて、夫にがっかりされました(笑)」と当時の思い出を語る。

また、本作のダニー・ボイル監督も「スラムドッグ$ミリオネア」でのアカデミー賞授賞式の記憶が断片的にしかないというエピソードを受けて、米山氏は「記憶というのは、いろんなフックがあると思い出しやすいと言われています。例を上げると『リンゴ』というものに対して、脳の中では『赤い』『丸い』『甘い』など断片的に情報=フックが散らばっています。その一つを手がかりにすることで記憶を引き出すことができるわけです。ですから、記憶を引き出そうとするには、その時のなにか手がかりとなるようなものを見つけることが有効です。監督の場合は、もう一度アカデミー賞を受賞して同じ場所に立つことですね。後は、香りというのがあります。実は香りは、感情と結びつきやすく五感の中で最もダイレクトに脳に記憶されます。特にローズの香りが記憶に残りやすいというのが最近の研究で分かりました」と説明し、杉本も「ローズ、分かります! 私香水もバラも大好きです。香りって、そういうのありますよね〜。昔付き合ってた男性の香りとか、思い出したくなくても思い出したりしますよね(笑)」と脳に関する興味深い話が続いた。

ここで、米山氏から「突然ですが、杉本さんの人生最高の快感は何ですか?」との質問に対し、渡されたフリップに少し考えながらも文字を書く杉本。そして「私の人生最高の快感はこれです!」とフリップ書かれていたのは「求められること」の文字。少し意味深な言葉に興味深々で尋ねると「仕事でも男女関係でも相手に求められるとすごく快感を感じます。例えば仕事では、観客の方が待っている場所に出て、パフォーマンスをし、称賛の拍手をされるとすごい快感で、次も経験したいと思うようになるんですよね。もちろん男性との関係でも同じで、夫からの称賛の言葉を浴びた時に『ああ嬉しい、快感』と思って、またその言葉がもらいたくてさらに努力したり」と、「求められること」の意味を説明し、杉本が美しさを保っている秘訣が明らかになった。

そこに米山氏が「実は脳というのは快感を感じるとドーパミンという物質が出ています。ある快感を経験しドーパミンが出ると、もう一度その快感を呼び覚ましたくて、挑戦への意欲に繋がっていきます。水泳に北島選手の『超気持ちいい!』はまさにそれですよね。あの『超気持ちいい!』は僕らの想像以上の『気持ちいい』だと思います」と解説を加えた。

続いて、米山氏より記憶力テストを実施。10枚の名画を杉本に見せ、10秒間で記憶してもらい、次に、先ほどの10枚から2枚抜いたパネルを見てもらい、何が無くなったか当てるというもの。杉本は悩みつつも「トランス」に出て来た絵画(魔女たちの飛翔)が無くなったことは分かるも、ここでギブアップ。

その後、米山氏が記憶力を上げる方法を伝授。米山氏によると「人の基本的な記憶力というのは、数字でいうと8桁が限界なんです。それ以上は要は『記憶術』によって記憶していることになります。その方法のひとつにストーリーを作るというのがあります。もう一つはリラックスするというのがあるので、例えば笑顔で記憶すると覚えやすいというのがあります」として、再び杉本が挑戦することに。

今度は、ピンヒール、香水の瓶など杉本の好きな物10点を見せ10秒経過。杉本はしばらく考えて、香水の瓶と料理の本と見事正解し、さっそく成果が表れた杉本。「自分に関係のあるものの方がストーリーとして入ってくるので、やはり覚えやすかったです」と喜びのコメント。米山氏からはご褒美と今日のことをしっかり記憶してもらうために、先ほど記憶のフックの時に話に出たバラの花束がプレゼントされた。

杉本からは「ありがとうございます! 今日教わったことをこれで忘れないと思います(笑)。今日は、普段いかに自分が脳を使ってないか分かりました。脳活は、良い恋愛をする為にも良い仕事をする為にも本当に大事だと実感しました。映画の中で『人間とは記憶の連続体である』というセリフがあったのですが、どんな経験をして何を感じるかで自分の人生が変わって来るのだと驚きました。ハラハラする最高に面白いサスペンスですので、ぜひ脳活の為にも、皆さんに観ていただきたいです」とアピールし、イベントを締めくくった。

「トランス」は、「トレインスポッティング」で衝撃を、「スラムドッグ$ミリオネア」で感動を創出したダニー・ボイル監督が、今度は記憶を探して頭の中へ――。サイモン役に「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」のジェームズ・マカヴォイ、ギャングのリーダーには「ブラック・スワン」のヴァンサン・カッセル、催眠療法士に「アンストッパブル」のロザリオ・ドーソンが出演している。

また、「トレインスポッティング」「シャロウ・グレイブ」の脚本を手掛けたジョン・ホッジと再びタッグ。ポップでスタイリッシュな映像と音楽にのせ、映画史上かつてない結末に向けて疾走する。10月11日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテほか全国ロードショー。

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