シンガーソングライターの絢香（25歳）が、「ネスレ キットカット」のCMで、テレビCMに初出演することがわかった。岩井俊二監督が手がける独特の美しい映像と、絢香書き下ろしによる新曲「ありがとうの輪」でストーリーを紡いでいく。

10月4日より全国でオンエアとなるCM「キットカット 40周年『ありがとう』篇」は、絢香の伸びやかな歌声と幅広い世代が共感できるストレートな歌詞が、日常の中の「ありがとう」が生む幸せを表した映像とマッチ。周囲の人たちに「ありがとう」を伝えたい、という大切な気持ちを後押しする内容だ。

今回がCM初出演の絢香だが、撮影現場では初めてとは思えないほどカメラの前で自然体に。岩井監督との談笑が絢香をリラックスモードへと導いたようだ。絢香は岩井監督の印象について、最初は「あれ？ ちょっと怖い……？！」と緊張していたと振り返っているが、話し始めると「（岩井監督は）とにかく柔らかい空気をまとっている」と感じるようになり、リラックスできるようになったという。静かな小学校で行われた撮影の合間には、絢香の楽しそうな笑い声が響き、ありのままの絢香が映像におさめられた。

また、小学校の廊下での撮影シーンは、日が傾き始め、窓から差し込んでくるオレンジ色の光りを両手で包み込むように歌う絢香に、「光を持っているように遊びながら」と声をかける岩井監督の技術とセンスが光る。独特の柔らかく、あたたかな映像に、現場のスタッフも「ライティングしたみたい」と驚きながら、一同モニターに釘付けとなった。

初のCM撮影を終えた絢香は「すごく楽しかったです。自分のMVの撮影とはまたちょっと違う緊張感もあり、その緊張感を楽しませていただきました」とコメントしている。