桑田“特別な地”でサザン完走、野外スタジアムツアーがファイナル。

2013/09/23 06:05 Written by Narinari.com編集部

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5年ぶりの“復活”発表後、8月10日から野外スタジアムツアーへと繰り出したサザンオールスターズが9月22日、宮城スタジアム(宮城県宮城郡利府町)でいよいよファイナルを迎えた。宮城といえば、桑田佳祐にとっては特別な地。2年前の9月10日、11日には今回の宮城スタジアムと同じグランディ21内の隣に位置する宮城セキスイハイムスーパーアリーナで、東日本大震災からちょうど半年後に同会場震災後初、そして自身の病後初のライブを行った。そして、「必ずこの地に帰ってくる」という言葉通り、昨年のソロツアー「桑田佳祐LIVE TOUR2012 I LOVE YOU -now & forever-」では初日に同会場を選ぶなど、桑田にとって宮城は“ゆかりの地”なのだ。

この日のライブでは、ほかの会場同様名曲、今ステージもヒット曲のオンパレード。リリースされたばかりの「ピースとハイライト」「栄光の男」といった最新曲からデビュー曲「勝手にシンドバッド」まで全33曲が歌われた。この33曲の中には、ここまでツアーで演奏してきた曲目に加え、この日特別に演奏された「青葉城恋唄」が含まれている。アンコール1曲目にこの曲が演奏されると、その美しいメロディと、サザンのメンバーの東北への思いが相まって会場は、大きな感動の渦に包まれた。

今回の宮城公演では茅ヶ崎公演同様、観客のひとりひとりに「胸熱リストバンド」という名の遠隔操作で光るリストバンドが配られ、後半「蛍」の演奏が始まるとこのリストバンドが一斉に点灯し、会場は一気に幻想的な雰囲気に包まれた。

また、本編が終了し、バンドメンバーが一度ステージからいなくなると、場内には「このライブツアーのファイナルを祝して『胸熱リストバンド』で一緒に人文字を作りましょう!」という案内をスクリーンに表示。全員が腕をあげると、会場には「サザン」「ハート(※実際にはハートマーク)」「東北」という文字と記号が順にきれいに浮かび上がった。東北の地に集まった50,000人とサザンメンバーの気持ちがひとつになり、東北への思いを発信した美しい瞬間だ。

一昨年の「宮城ライブ」、そして昨年の桑田佳祐ソロツアー初日では、会場周辺に「虹の広場」という空間が出来た。縁日のような雰囲気でお客様をお迎えしようというコンセプトで出来たこの「虹の広場」。今年も規模を拡大して甦った。このツアーとともに全国を回ってきた数多くの提灯が宮城に戻ってきて会場を灯し、縁日のような雰囲気や東北各地から集まった35もの出店が並び、ライブ前後のひと時を賑わせた。


☆セットリスト@宮城スタジアム

Ya Ya (あの時代を忘れない)
My Foreplay Music
勝手にシンドバッド
YOU
愛する女性とのすれ違い
涙のキッス
夏をあきらめて
タバコ・ロードにセクシーばあちゃん
Moon Light Lover
さよならベイビー
愛の言霊 〜Spiritual Message〜
人生の散歩道
栄光の男
ラチエン通りのシスター
NEVER FALL IN LOVE AGAIN
神の島遥か国
慕情
太陽は罪な奴
Bye Bye My Love (U are the one)
真夏の果実
LOVE AFFAIR 〜秘密のデート〜
涙の海で抱かれたい 〜SEA OF LOVE〜

ピースとハイライト
マチルダBABY
ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY)
みんなのうた
マンピーのG★SPOT

☆アンコール

青葉城恋唄
ロックンロール・スーパーマン 〜Rock'n Roll Superman〜
HOTEL PACIFIC
いとしのエリー
希望の轍

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