幕張新都心によしもと新劇場、東京・大阪に次ぐ第3の文化発信拠点に。

2013/09/19 15:57 Written by Narinari.com編集部

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吉本興業は9月19日、新たな劇場「よしもと幕張イオンモール劇場」の概要発表会を開催。記者会見には、今田耕司、雨上がり決死隊、宮川大輔、COWCOW、ロザン、レイザーラモン、NON STYLE、南海キャンディーズ、渡辺直美と豪華な面々が駆けつけた。

今年12月20日(金)、千葉県千葉市にオープンする国内最大級の大型ショップモール「イオン幕張新都心」。「“夢中”が生まれる場所」をコンセプトに、幅広い世代をターゲットとした4つのジャンルに分けられているモールには、日本初上陸&関東地区初出店を含む初ブランド・新業態91店舗、千葉県初出店85店舗を含む約350店舗が集結する。「東映ワールドヒーロー」や栗山米菓の体験型ミュージアム「ばかうけサーカス」など、さまざまなテーマパークも設置される予定だ。

そんな「イオンモール幕張新都心」に、新たなコンセプト劇場「よしもと幕張イオンモール劇場」が新設されることになった。

会見では、今田耕司がMCを務める中、まずはイオンモールの岡崎双一代表取締役社長と吉本興業の大崎代表取締役社長による調印式を実施。フォトセッション時に笑顔でガッツポーズしながら「やったー!」と喜びの声をあげたり、ピースサインをする大崎に、「うちの社長、軽いっすね。ピースしなくていいですよ」とツッコみながら、「このまま、お二人にはTHE MANZAIに出ていただきたいです!」と笑いを誘う今田だった。

その後、MCは雨上がり決死隊へバトンタッチ。特別企画「よしもと幕張イオンモール劇場プレゼン大会」には、宮川大輔、COWCOW、ロザン、レイザーラモン、NON STYLE、南海キャンディーズ、渡辺直美が出席した。

両社長が見守るなか、新しい劇場でやりたいことを、それぞれ発表した芸人たち。トップバッターのNON STYLE・石田は、「井上を使って、どうすれば嫌われるかというカルチャースクールをやりたい」とアピール。「Twitterで“おはよう”とつぶやいただけで、“お前は目覚めるな”とツッコまれる。この前なんて、通り過ぎた高級車がわざわざ引き返して、窓が開いたら上品そうな奥さんで。『いつもテレビ観てます。相方さんに不愉快とお伝えください』と言われたんですよ!」と数々の嫌われエピソードを披露されるも、井上は飄々とした様子だ。

営業でいつもイオンモールにはお世話になっているというCOWCOWは、先日、愛媛のイオンモールでの営業で2,000人を動員。会場の観客動員数を塗り替えたそうだ(※それまでの1位は、竹内力のジャンケン大会だった)。そんな彼らが提案したのは、「あたりまえ体操教室」。「今夏、表参道ヒルズでの『笑楽校』やったんですけど、チビッコの発想がとにかく楽しかったんで、またやりたいですね」(多田)と意気込んだ。

「よしもととイオンモールのコラボということで、みなさんを笑顔にできることを第一に考えた」というロザン・宇治原だが、2人から提案されたのは「幕張頭脳王決定戦」。まず菅と対戦し、勝ったら宇治原の奥さんと対戦。そこで勝てると、宇治原と対戦できるという仕組みにしたいそうで、「宇治原にもし勝った人には、イオンモールの商品を50%オフにしていただけないですか?」とお伺いを立てる菅に、岡崎社長からはオッケーサインが。「でも、宇治原は絶対負けないです。社長、安心してください」と今田が力説すると、宇治原も「大丈夫です!」と静かに頷いた。

雑誌のモデルほか、BS日テレでファッションの情報番組「ナオミクローゼット」のMCも務めている渡辺直美は、「全国のおしゃれおデブさんファッションショーをやりたい」と彼女らしい企画を提案。全員から賛同されるも、今田に「直美の今日のファッションはおしゃれなん?」とツッコまれる。「合ってる? ダイレクトに胸やん」(今田)、「上をせき止めてる感じがする」(宮迫)と散々な言われように、「おしゃれです! 大丈夫です!」と必死に弁解していた。

レイザーラモンは「よしもと幕張プロレスリング」の旗揚げを提案。プロレスラーとして何度もリングに立っている2人は、そのジャンルにコネクションを持っているそう。「僕ら2人ともタイガー・ジェット・シンさんとシングルで戦ってるので、(対戦を)組めます」(RG)、「私はブッチャーさんとも対戦してますんで、阪神師匠対ブッチャーとか」(HG)、「天龍(源一郎)さんとは家族ぐるみの付き合いだから、天龍対坂田利夫戦も。アントニオ・ホドリコ・ノゲイラ戦も組めます!」(RG)と、熱くプレゼンする2人。

今田から「せっかくRGがおるから、社長が笑顔になるような“イオンモールあるある”を!」とうながされたRGは、バックストリート・ボーイズの歌に乗せて、“イオンモールあるある”を熱唱。「駐車場が広い〜♪」と歌い上げると、岡崎社長から拍手が起こった。

南海キャンディーズは、ボクシング教室を企画。「山ちゃんをサンドバックに練習させたい。もしよかったら、井上くんも(笑)」と、しずちゃん(石田から「お貸ししします」と即快諾されていた)。ボクシングを始めた際、闘争心がなかなか持てなかった彼女の気持ちを打開するため、当時のトレーナーさんがとった策は、山ちゃんの写真を見せることだったとか。「それで、ものすごく闘争心が湧いて、強くサンドバックを打ててたらしいんですよ」と説明する山里。「イオンモールジムから、オリンピック選手をね!」という今田の言葉に「しずちゃんもオリンピックを目指してますんで、ぜひ!」と社長を見つめてアピールする山里だった。

プレゼンの大トリを務めるのは、宮川大輔。4年前から「あんぎゃー」というトークイベントで、ケンドーコバヤシと全国各地をまわっている大輔は、「イオンモールで、あんぎゃー全国公演をやりたい。いま2巡目にさしかかってるところやけど、千葉や東京の大きい会場でやってないんで」と真面目に提案するも、しらけた様子の今田&雨上がり。「このプレゼン、めっちゃスベったな!」と今田にからかわれた大輔は、「始めにあてへん蛍原さんが悪い!」と逆ギレする。

さらに、今田から「大輔はシシャモのモノマネが得意なんですよ」というムチャ振りが。表情で7匹1,000円のシシャモと1匹400円のシシャモを表現するも、ウケはイマイチで「思ってるよりウケへんかったなぁ、ごめんごめん!」と今田にいじられ、うなだれていた。

この劇場では、本格的なエンターテインメント劇場を目指して、人気芸人を揃えた“本気”のラインアップを準備中。幕張を第3の文化発信拠点にすべく、これまで東京と大阪に集中してきた人気番組の中継やロケなどのテレビ番組の収録も積極的に仕掛ける予定だ。劇場では芸人の公演だけではなく、ダンスパフォーマンスやアイドルの公演なども開催しする。

そのほか、ワークショップやティーチイン、カルチャースクールなど、あらゆる世代や地域の人たちが参加できるプログラムも敢行。多彩な趣味や特技を持つ芸人たちと、専門各社とのコラボレーションイベントも展開していく。

「よしもとには、ダウンタウンさんやさんまさんもいる。芸人全員で交渉して出てもらいましょう。社員さん、交渉お願いします!」と呼びかけた今田。囲み取材では「イオンモールで結婚発表したい」と目を輝かせるも、宮迫に「まず、彼女を見つけてくださいよ」とたしなめられる。ASEAN諸国でも今後続々開店予定だというイオンモールについては、「ロシアにつくってほしい」と懇願。井上が「そんなんできたら、今田さん、ロシアに住むんちゃいます?」と投げかけると、「店長としてがんばります」と別の意味で意気込み、笑いを起こしていた。

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